2015年2月アーカイブ

いざ、ミクロ経済学

 市議会定例会において、緊急経済対策に対する自民党の代表質疑が行われました。平成26度補正による国の緊急経済対策である、地域住民生活等緊急支援のための交付金として、7億9700万円が計上されました。昨年の消費増税により、GDPの数値が伸び悩みんでいただけに、効果的に活用したところです。

 代表質疑で、交付金を活用したプレミアム商品券の概要ついて質しました。川崎市の答弁によると「市内全域の商店街や大型店で使えるプレミアム率20%、総額33億円の消費喚起型商品券を発行する」とのことです。期日は「秋に商品券を発行し、年末までに商品券を使用する」として、期間限定を予定しているとのことです。

 交付金の使途は、自治体の判断に委ねられています。アイディア次第で、その効果は変わっていきます。今こそ、ミクロ経済学の出番です。市内の経済事象を的確に捉えて、乗数効果を分析すべきです。増税の逆進性に対する生活必需品の購入をサポートする目的なのか、縛りをかけずに自由度を高めて消費喚起するのかは、政策判断となります。

 今後は、川崎商工会議所や川崎市商店街連合会と連携することになります。地域の実情にあわせた商店街振興の視点になれば、取り扱い手数料に差をつけて、地域にインセンティブを働かせる工夫もありです。プレミアム率や発行規模、購入上限額等、乗数効果が一番上がる政策判断に期待したいものです。

議会論戦

DSC00200.JPG 代表質問を行いました。4年間の任期、最後の定例会となる代表質問となりました。

 主な論点は、平成27年度予算案、中学校完全給食、小児医療費助成事業、待機児童の解消等、28のテーマを取り上げました。

 これまで自民党川崎市議団は、政務調査会において14回の勉強会を行ってきました。時には大学の教授を招き、専門的な知見を仰ぎ、政策を立案してきました。今回の質問においても、市政課題の解決に向けて、自民党の政策を提案しました。

 議論の様子は、川崎市議会HPで準備が出来次第、動画(録画)を見ることができます。

執筆中

 第一回川崎市議会定例会の会期中です。川崎市役所にて、質問原稿の執筆をしています。議会に示された平成27年度予算案の審議に向けて準備を行っています。
 明日、26日午前10時より自民党の代表質問を約3時間行うことになりました。川崎市議会のHPから中継を見ることも可能です。

剛毅果断

IMG_0913.JPG 自民党の公認證書伝達式が川崎区の稲毛神社でありました。境内にて神事が行われた後、自民党川崎市連会長の小泉昭男参議院議員(農水副大臣)より、公認證書を受け取りました。

  稲毛神社の御神徳は、「勝と和」であります。人生の試練や困難に勝つ力を与えて下さるとのことであります。勝負の神様のご加護を授かりながら、日々、研鑽してまいります。

 剛毅果断(ごうきかだん)とは、「意志がしっかりしていて気力に富み、物事に屈しないこと。思い切って事を行う」の意。まさにそういった心境です。

新春の集い

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 昨日、「石田やすひろ後援会新春の集い」を開催させて頂きました。お陰様で小春日和の天候のもと、大勢の参加を頂きました。出席者から、激励のお言葉を頂きながら、成功裏に終了させて頂きました。励ましのお言葉を心に刻みつつ、初期の目標の達成のため、邁進してまいります。

 

 写真に写るステージ上の花は、桃と桜とサッンシュユ(黄色)です。花も満開で見頃を迎えていました。ちょっと早い花見をしながらの懇親会となりました。

 

 JAセレサ川崎宮前支店の近くの馬絹は、はな桃の産地です。3月3日のひな祭りに備えた、出荷のピークを迎えています。暖かい春の訪れを感じました。

川崎市内の小中学校は、少子高齢化等の影響によって、小規模化が進む学校がある一方で、地域によっては住宅開発等の要因から、過大規模化する学校もあります。田園都市沿線に位置する宮前区は、豊かな自然と良好な住環境を背景に近年、人口増加の傾向にあります。待機児童の問題に象徴されるように、公共施設の需要も高くなっており、子育て施設の充足は、まったなしの課題となっています。

過大規模校と定義される、普通学級で31学級以上ある学校は、平成26年度時点で宮前区内に2校あります。1つは、宮前平中学校です。宮前平3丁目地域では、440戸のマンション計画があることから、一過性の人口増が見込まれています。学区にあたる宮前平中学校では現在、保有教室32学級に対して32学級あり、空き教室がない状況です。児童生徒数の推計によると、マンション開発の急増要素を見込んだ場合、平成26年をピークに児童数は減少に転じていくとしています。

もう1つは宮崎小学校です。学校規模が大きい状態が以前から続いており、土橋小学校開校に伴う通学区域の一部分離や、学区の見直しなども行いましたが、保有教室37教室に対して、現在は33学級あり、今後も過大規模状況が続く見込みです。

なお、平成26年度時点では過大規模となっていませんが、犬蔵地区も数年のうちに過大規模となる見込みです。青葉区と隣接する犬蔵2丁目エリアのマンション立地が進んできました。学区にあたる犬蔵小学校は、校舎の増設や転用で教室を拡大し、15教室を増やして対応を図ってきました。児童生徒数の推計では、現在の保有教室は39教室に対して、平成31年の36教室をピークに減少へと転じていくとしています。

良好な教育環境は、豊かな人間性を育てる意味においても、重要な役割を果たします。人口動態を的確に捉えながら、学校間格差の解消を図りつつ、小中学校の適正な学校規模の確保に取組んでいかなくてはなりません。児童生徒数の推計からみても、今すぐに学校の教室が不足することはありません。しかし、中長期的な視野に立つことが重要です。今後も、校舎の改築時や大規模改修時を捉えるなど、適正規模化を図ることを求めてまいります。