2010年2月アーカイブ

酒器

031.JPG  今日は公園を散歩してみました。途中で「佐賀県特産市」に出くわし立ち寄ってみました。多くの皿や茶碗が並んでいました。そこに、私の趣味の徳利と盃を発見してしまいました。つい手に取ってみると、なかなか感じがいいんです。中には、人間国宝の作品もケースに飾られています。

 「徳利は備前、盃は唐津」という業界用語があることを本で読んだのを思い出し、店員さんに真意を尋ねてみました。話によると、徳利が備前というにはわけがあります。備前焼は、内部にある微細な気孔が、酒の酵母菌の働きを活発にして、熟成効果を高めてお酒をおいしくさせる特徴があります。盃が唐津だという理由は、丁度、口があたるところがまろやかにできており、「唐津に勝る口当たりはなし」といわれているのが所以です。

念願の「備前徳利」と「唐津盃」を買うことを決意しました。品定めは、値段も廉価で手が出るところを探してみました。見込み(お酒をいれた時の色合い)を想像し、土の風合が自分好みの器を条件に選びました。写真が私のセレクトです。盃は見ての通り、内側が金色で、酒を入れるとより鮮明に色を引き立て、目を楽しませながら酔わせてくれます。

購入後、店員さんからアドバイスがありました。「家に帰ったら、必ず7時間水につけてから使用して下さい」とのことです。意味が解らなかったので理由を尋ねてみると、器はこまかいヒビが入っており、水につけることにより、馴染ませ落ち着かせる効果があるといいます。なかなかツーな感じが趣味の世界を深めます。

焼き物の魅力とは、世界に二つとない自分にあった物との出合いにあります。また、使えば使うほどできる雨漏り(酒の糖分がしみになること)は、その器の持つ味として長く持つことに興味を誘います。私は既にアラフォーの域。次の趣味は「骨董」の世界に突入しそうで、少し怖い感じがします。まあーそれも、いいかもしれませんね。

家庭の会話

文部科学省は、平成21421日に小学6年生、中学3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」を実施しました。そこで、気になる結果がでています。家庭において、学校での出来事について話をしている児童・生徒の方が、成績がよいということが明らかになりました。

下の表(文部科学省資料)によると、中学生の国語では会話をしている児童の正解率が80.4%に対して、全くしていない児童は69.8%と、実に10.6ポイントも差がついています。数学においても同様の結果となっています。

どうして、このように差がつくのか説明することはできませんが、家庭での会話が思考力を高め、成績に影響を与えているのかもしれません。無論、幼児は、親の会話から言葉を覚えることを考えれば、この結果の通りかもしれません。全国学力・学習状況調査の他の質問では、毎朝、朝食を食べる児童・生徒の方が、正解率が高いこともわかっています。

これらのデーターからは、家庭における生活習慣が、教育にとって実に大事かということがわかります。家庭での会話は、「大人」の仕事力にも、もしかしたら影響がでているかもしれません。勿論、調査のしようがありませんが・・・。会話が可能な『家族時間』を、なるべく大切にしたいですね。

 

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花桃

DSC04657.JPG3月3日桃の節句「ひな祭り」が近づいてきました。ひな祭りと言えば桃の花です。桃は昔から「邪を祓う霊木」として春の節句を飾ってきました。写真は、川崎市宮前区馬絹地区に伝わる、花卉栽培の桃を束ねる吉田義一(右)さんと吉田一男(左)さんです。今日は、お邪魔してお茶を頂きながら、お花談議に花を咲かせてきました。

吉田義一さんは、花桃などの「枝(し)折り」技術の第一人者として、TVや新聞でよく紹介されています。その経歴は、200912月には「農業技術の匠」として農林水産省の認定(日本で28人)を、県内で唯一受けられました。2010年には、「川崎マイスター」にも認定され、その技術が高く評価されています。馬絹の花卉栽培は江戸時代から続いており、枝物の室による促成栽培の伝統は関東屈指と称され、その技術は今もなお継承されています。

こんな逸話があります。昨年の春に訪れたクロアチア大統領のメシッチ大統領は、川崎市役所第三庁舎に飾られた花桃をみて、絶賛をしたといいます。今年は、ミューザ川崎シンフォニーホールで飾られている花桃。音楽を楽しんだ余韻を、飾れた馬絹の花桃が欣快の場を提供し、訪れた者の目を楽しませています。

花は、季節の節目を彩り、我々の心にやすらぎを与えてくれます。これから宮前区の街にも、色とりどりの花が咲き誇り区民の目を楽しませてくれます。我が家にも、花桃の新作「ほのか」が、玄関先でお客様を迎えております。

 

自民党派閥解消へ?

 自民党が派閥を解消しようと検討している。私は大賛成である。自民党には現在7つの派閥がある。私は一度、派閥を解消して組織のあり方自体を変えることから始めないと、党の再生はないと考えている。今のままでは残念ながら、古き悪しき政治のしきたりになぞられた、今までの自民党とはなんら変わりない政党としてみえてしまう。世論調査をみても、二大政党の一翼を担う組織としては、期待が持てないという声の方が多いと理解する。

これまでの派閥の役割は、候補者の発掘や議員の養成まで担ってきた。谷垣総裁は先日、記者団に対して「党が落選者のケアや新人教育を果たせる体制をつくれるか検討していかなくてはならない」と語ったという。私は、そんな必要もないと思う。国会議員に当選をしようとする者ならば、立候補する時点で国会議員に相応しい良識とともに、最低限の公共政策の知識を兼ね備えた者でなければならないと考えるからである。

これからは、自身の派閥の拡大を狙った集団を目指すより、政策を中心(国民のための政策)とした新たなグループをつくって、政策集団として政策で勝負していくことを願いたい。今の国会にみられる審議拒否をしているようでは、今までやってきた野党とまったく同じではないかといいたくなる。政策の対案を堂々と示し、国民の皆さんに比較して頂くことこそ重要ではないか。

 政党不信が進んでいる。民主党の政策に期待した者も、政治と金の問題や、マニフェストと政策のぶれをみて、期待はずれと感じている者も少なくない。朝日新聞の記事には、「みんなの党大化けの予感?」とあった。みんなの党は今後、二大政党のどちらかに期待をして、うらぎられた無党派層の受け皿になり、台風の目になる可能性を示唆している。私は、自民党の派閥組織には期待をしていない。自民党のバランスのとれた新たな政策に期待をしている。

市政の舵取り

201002221902000.jpg川崎日航ホテルで開催された「阿部孝夫川崎市長、賀詞交歓会」に出席してまいりました。市長のご挨拶では、昨秋の市長選挙に関係した話や、行財政改革についての話し、今後の抱負について語られました。

私はこれまでの市議会において、阿部市長が進めている行財政改革を支持し、それを後押しする発言も続けてきました。市長は財政基盤を持続可能なものにするために、積極的な改革を進めてきました。そうして生み出された予算を「改革還元予算」と位置付け、市民サービスとしてわかりやすく見えやすい形で還元してきました。なかでも、小児医療費助成の拡充や私立幼稚園保育料補助の拡充など、子育て支援に力を入れてきたことは評価できます。

財政面でも平成21年度までに641億円の効果額をあげ、平成17年度以降、プライマリーバラス(基礎的財政収支)の黒字化を達成し続けてまいりました。しかし、平成22年度予算からは、これまで通りの税収は見込めず、メリハリのある予算の執行が求められています。

川崎の新たな飛躍に向けた、阿部市長の手腕が試されています。川崎市議会では予算の本格論戦が来週から始まります。行財政改革の手を緩めることなく、自治体経営の視点で川崎市政に臨むことが必要であります。阿部市長の今後の取り組みに注目していきたいと思います。

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聖アリアンナ医科大学病院本館5階に31日から「総合周産期母子医療センター」が開設されます。それに先立ちましてセンターの内覧会が行われ視察してきました。新設のセンターは、県内で5箇所目となり、母体や新生児に関係した急を要する事態に24時間対応することになっています。

川崎市では、平成22年度予算のなかに「周産期医療対策事業」として、1億2406万5000円が計上されています。NICU12床、MFICU6床、GCU24床が補助対象となっています。これにより、市の救急医療機関の役割として、ハイリスク妊娠や早産・低出生体重児などに、迅速に対応することができます。

川崎市ではかねてから次のような課題が指摘されていました。妊婦の救急搬送で現場滞在時間が30分以上かかった割合が17.2%(平成19年)と、政令指定都市で最悪となっていました。その理由は、全国的な医師不足の中で産科、小児科など病院勤務医の確保が困難なことや、第2次・第3次救急の病院で、当直医師が重篤な患者の治療中であること、病床が満床であることなどにより、搬送に時間を要することがあげられます。同様に、聖マリアンナ医科大学病院の救命救急センターにおける救急患者の受け入れでも、他の救急患者の処置中やベッドが満床の際は断るケースも起こっていました。

 川崎市内における病院の救急医療体制の現状は、各区の休日急患診療所を中心とした初期救急医療、病院群輪番制病院による第2次救急医療、救命救急センターを有する聖マリアンナ医科大学病院、日本医科大学武蔵小杉病院、及び市立川崎病院による第3次救急医療の体制で対応しています。

  DSC04651.JPGさて、見学した感想は、大変に広いスペースが確保され充実した医療機器が置かれており、素人ながらもこれなら安心だと感じました。しかも全てが新品のためきれいで衛生的です。これにより、救われる命が増えることを期待します。今後とも、自治体としての救急医療体制の強化策を、議会でも訴え続けてまいりたいと思います。安心して安全に住むことができる街づくりを目指してまいります。

平成22年度予算案

DSC04629.JPG17日に市議会が開会しました。市議会会期中ではありますが、今日も早朝より宮前平駅に立ち、市政報告を行いました。スーツ1着で立っていると、立春はとっくに過ぎているとはいえ、まだまだ寒く震えてしまいます。暖かい春が待ち遠しく思えます。午前8時半には駅を出発し市役所へ直行です。到着後、写真にある予算書の山を前に、一冊ずつ目を通す作業から始まり、代表質問の原稿書きに挑みます。

 

川崎市予算の総額は1兆2674億円(3.8%減)となりました。そのうち、一般会計予算は、6117億円(5.2%増)となっています。法人市民税が99億円の減、個人市民税が97億円の減と、経済の影響を受けた厳しい予算となっています。対策として、市債を819億円、減債基金からの借入を150億円行い収支均衡を図るとしています。

 

 阿部孝夫市長の施政方針演説が行われました。演説では、市政運営を進める3つの柱として、川崎再生フロンティアプランの推進、自治基本条例に基づく市民本位のまちづくり、行財政改革の推進を掲げています。分野別の重点施策である5つのキーワードをもとに「新たな飛躍」につなげていきたいと述べられました。

 

 私が注目したのは『高度なものづくり技術や優れた環境技術など、本市の特徴と強みを活かし「環境」と「経済」の好循環に向けた取り組みを進める』といった点です。優れた環境技術と地の利を活かした施策こそ、川崎の活力になるものと確信します。「元気都市川崎」の実現に向けて、議論がスタートしました。その他、議会に議案61本が提案されました。

品格

今日は品格について考えてみました。昨今、品格について考えさせられる出来事がありました。朝青龍が横綱としての品格が問われたのはついこの間のことです。バンクーバーオリンピックでは、国母選手のたち振る舞いが問題となり、謝罪会見まで開かれました。いずれも、日本を代表した者として、スポーツマンとしての品格が問われました。

 それでは、品格とは一体何でしょう。英語の辞書で品格と引くと「style」とあります。えっ、自分流のスタイルは個性として許されるのかと解釈してしまいます。スーパー大辞林で品格を調べてみると「そのものから感じられるおごそかさ。品位」とあります。ちょっとわかりづらいので、広辞苑も調べてみると「物のよしあし。品位。気品」とあります。益々わかりづらくなってきました。品位と引いてみると「人にそなわっている人格的価値」と説明されています。

 つまり、品格があるないは、人格的価値によって差が付いてくることになります。私にとっての品格の有無の定義は、外面よりも内面にあると考えます。他者や周辺への気遣いや気配りが出来るか出来ないかで分かれるものと考えています。それだけではありません。自分を律する精神をもつことも条件です。備わった者は、自然と気配りが出来、身だしなみや振る舞いが完成しているものです。

 皆さんにとっての品格とはどのようなものでしょうか。国会の予算委員会では「政治と金」の問題が議論になっています。政治家は、最も品格が問われる職業ではないでしょうか。

神木公園

201002141456001.jpg市民の憩いの場所であり、子ども達の遊び場でもある公園ですが、訪れてみると気がつくことがあります。木製ベンチが腐っていたり、砂場の砂が減りかちんこちんになっていたり、広場がでこぼこになっていたり、子ども達が遊ぶのに心配な点が見受けられることがあります。私が気付いたことや、地域の皆さんから教えて頂いた所は、すぐに環境局に改善をするよう求めてきました。

その内の一つである神木公園が、改修されています。工事費は8307600円、315日に工事が完了する予定です。これまでは、雨が降るたびに土が流され、広場が凸凹となっていました。子供がボールで遊ぶのも危険でした。改修工事では、ダスト広場として整備し排水施設が新設されます。遊具の一つ、コンクリートの滑り台の着地面が改修され、子供たちが安全に遊ぶことができます。

 

 平成22年度の宮前区内の新たな公園の整備予定は、野川第4公園の防御ネットのHmH10mの高さんにかさ上げ改修します。菅生緑地整備は、西地区の広場整備が予定されています。4月から公園の維持管理は、環境局から区役所に移管されます。公園に関してお気づきの点がありましたら、遠慮なく石田まで。

地下鉄凍結

市長は、昨今の経済情勢の悪化と市の財政見通しから、川崎縦貫高速鉄道計画を凍結した。交通局高速鉄道本部の説明では新たな計画として、組織体制を変え、まちづくり局交通政策室縦貫鉄道担当(6人)を新たに設置する予定である。平成24年度までには「総合都市交通計画」の策定を目指す。予算面では、高速鉄道事業会計の高速鉄道事業資本的支出として、平成21518431000円から平成2267912000円を計上している。前年に対して450519000円も減額とした。

 

担当者の説明では、現状の計画のままだと国の理解を得ることができないため「新技術による川崎縦貫高速鉄道整備推進検討委員会」において新たに議論をするという。そこでは、新技術(リチウムイオン電池搭載車両)等の可能性を検討する。電池電車の実用化へのハードルはまだ高い。課題は、コストが高いことと、6両を引っ張るにはまだ能力が不足している点である。電池電車は技術が進めば実用化は可能だと担当者は説明する。JRは実用化に向けた試験運転を行っている。

 

LRTが、日本でも注目されている。以前、都市政策が専門の教授から、こんな質問を受けたことがある。川崎の鉄道計画において「LRTの可能性を研究したことがあるか」というものであった。「していません」と答えると教授から「なんで」と返された。私は次の言葉が出なかったことがあった。ヨーロッパなどの都市で導入が進んでいるLRTは、経済性、機能性、環境面などで優れていることはいうまでもない。

 

 平成22年度川崎市一般会計予算案だけでも、市税分の減収が163億円が見込まれている現状において、計画の凍結はやもえないものと理解できる。凍結というありがたい時間をもらったと前向きに受け止めるなら、あらゆる可能性を今一度、研究するのもいいタイミングではないかと考える。技術は常に進歩している。発展著しい技術を無視する愚かなことは決してするべきではない。今後、設置される検討委員会の議論に注目したい。

緑の再生

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 平成22年度予算の重点事業一覧のなかに「100万本植樹事業」とあり、15441000円が計上されています。川崎市の市域面積に対する緑(自然的環境の分布)26.1%程度、この数値をさらに高める施策がこの事業となるわけです。

 川崎市は2024年に市制100周年を迎えることにちなみ、これから24年までの14年間で100万本の木を植樹していく計画です。2010516日「第61回全国植樹祭かながわ2010」が足柄市と秦野市がメインに開催されます。サテライト会場には生田緑地が決定しています。

 都市化が進み緑地が次第に失われている現状で、都会の緑を守り増やす施策こそ重要であります。まずは、市民・事業者にこうした市の取組みを知ってもらうPRが必要ではないでしょうか。

ごみ圧縮施設

2009.2.10.jpg.jpg建設中の施設は、浮島処理センターの敷地内に今年の12月に完成する予定です。ミックスペーパーとペットボトル以外のプラスチック製の容器や包装などを圧縮するための施設です。川崎市が建て民間に委託する予定だといいます。

 ミックスペーパーは菓子箱や包装紙などのことで、家庭系ごみの7.6%を占めています。普段は普通ごみと一緒に捨てられています。平成231月から全市で分別回収され、年間21457tの収集を見込んでいます。その他プラスチック製の容器や包装の分別は、家庭のごみの7%を占め、平成25年度から全市で分別対象品目となります。

 市内の分別集収品目の拡大がもたらす効果として、ごみが減少し市内に4カ所ある焼却場を3カ所に減らすことができます。財政効果は、維持管理費(人件費)が年間11億円削減できます。焼却場の更新費用が240から300億円の削減効果が見込まれます。

 焼却灰は、川崎港の浮島廃棄物埋立処分場で処理されます。あと40年で満杯となってしまいます。少しでもその期限が伸びるように、ごみを減量する必要があります。「焼却」から「循環」へ、市民意識が変わらなくてはなりません。

公衆トイレ

DSC04293.JPG写真は菅生緑地内にある障害者用トイレのドアである。ドアは南京錠でロックされており、利用することができない。市役所に理由を尋ねてみると、担当者は「障害者用トイレは、車いすが入れる個室になっている。鍵を開けておくとホームレスが寝泊まりしてしまい防犯上の問題がある」という。

 

そのような理由もわからなくもないが、そのままでいいのであろうか。では、利用したいときはどうすればいいのか聞いてみると、鍵を区役所で管理しているので、取に来てもらうことになっているという。誰が、車で10分もかかる場所に鍵を取に行くだろう。

 

 公園の管理は、平成16年度より公園管理運営協議会により担われている。協議会の役割は、日常清掃や破損遊具の通報、町内会等の行事の利用調整を行っている。トイレの防犯管理は別なのであろうか。誰でもどのような場面においても急にトイレに行きたくなることはある。このような課題こそ、地域との話し合いや連携が必要なのではないか。

市道横浜生田線

DSC04626.JPG市内には都市計画道路に位置付けられているにも関わらず、長年にわたり事業が進まない路線があります。道路の整備計画は「道路整備プログラム」によって進められています。

宮前区の都市計画道路の整備率は84%と、市内では一番高い整備率となっています。とはいえ早く整備してほしい路線はいくつも残っています。なかでも、尻手黒川線を犬蔵から麻生区方面に向かい清水台交差点を左折します。そうするとすぐに菅生緑地にぶつかり、写真にあるように右に45度の急カーブとなります。この市道横浜生田線の整備計画では、菅生緑地を貫通させ、たまプラーザ駅前まで抜ける、利便性の高い道路計画となっています。

川崎市が計画している道路整備プログラムの日程では、平成20年から22年の間に着手、平成23年から26年の間に完成としています。現在までの進捗を川崎市建設局に確認したところ、横浜市側の測量作業が遅れており、計画に影響がでているのが現状だそうです。平成22年中に残された土地の用地買収、平成24年中に工事着工、平成26年に道路整備完了の見込みとのことです。

 清水台の交差点は、普段から渋滞しています。横浜市側への道路が整備されれば、宮前区から青葉区側への交通アクセスが向上します。将来は、バス路線を宮前平行きに限らず、たまプラーザ行きも運行させれば回遊性も高まります。また、交差点の渋滞緩和にもなります。これまで議会で整備の推進を求めてきましたが、今後も引き続き必要な道路整備を訴えてまいります。

インターネット選挙

インターネットの普及率が68%となった現在、その活用方が問われています。これからは、政治に関するあらゆる面でインターネットの果たす役割は高まってこようかと思います。公職選挙法では、選挙期間中にインターネットを介して政策を語ることや、ブログを更新することが禁止されています。選挙運動で配布できるのは「ビラ・葉書」に限定されているからです。

昨年の衆議院選挙を振り返ってみると、公示前には政策を語った映像や文章をUPして対応していた候補者が多かったように思います。公示前なら更新が許されるというなら、選挙期間中もOKにしたらいいと思います。候補者の政策を正確にしかもタイムリーに伝えることができるツールは、インターネットが適しています。

海外の先進国では、インターネット選挙は、解禁済みとなっています。2009年の1月に就任した米国のオバマ大統領はインターネットを有効活用して、若者層の支持を得ることに成功しました。そして、ネット上だけで総額600億円の寄付を集め勝利しています。

 今朝の朝日新聞の記事に、「自民党栃木県連で参議院議員選挙の立候補予定者選びにインターネット投票を実施する」という内容が掲載されていました。多くの関心を集めることになるでしょう。民主党は、インターネット選挙の全面解禁を約束しています。私も賛成です。Digital divideへの対応が条件となることはいうまでもありませんが。

http://www.barackobama.com/index.php?splash=no

なつかしい昭和の道具たち

  img103.jpg川崎市民ミュージアムにおいて「昔のくらし今のくらし展」が行われています。私は視察してきました。昭和の時代に使っていた家電製品や、なつかしいファミコンゲームなどが展示されています。つい、自分が子どもだった時代にタイムスリップしたような気分になります。

 東京オリンピックの時代のお茶の間の復元はみごたえありです。その時、私はまだ生まれていませんが、なんだか日本の良き時代を感じます。映画にあった「ALWAYS三丁目の夕日」といったところでしょう。

 

DSC04615.JPG右の写真は、川崎市立小学校で出されていた学校給食です。「あー、これこれ、懐かしー」と思われた方も多いのではないでしょうか。私も小学校でこれに近いものを食べて大きくなりました。ミュージアムのレストランでは、昭和38年当時の学校給食が、平日15食、土日祝日30食限定で500円から700円の値段で食べられるとのこと。入場は無料です。

 

 

DSC04620.JPG第二回「川崎国際環境技術展2010」が、とどろきアリーナで開催されました。環境問題に関心がある私は、いち早く視察してまいりました。この技術展は、川崎市に関係した優れた環境技術を持った企業や大学がブースをもうけ、国内外の関係者にその技術を知ってもらうことを目的に、ビジネスマッチングの場としたイベントであります。

 

これまでの川崎の発展は、日本の高度経済成長期を支えてきた臨海部を中心に、ものづくりの街としてきた歴史があります。一方で、市民は、こうした発展とともに公害に悩まされてきた側面もありました。今ではその公害を克服し、環境技術に富んだ企業が集積しており、川崎のポテンシャルとして地域経済を支え、あらゆる面で貢献するようにもなりました。

 

 米国のオバマ大統領は、2008115日の演説で、3つの課題として「地球の危機」「アフガニスタン・イラクの2つの戦争」「100年に一度の金融危機」と指摘しました。一番目の「地球の危機」を乗り越える政策として「New Energy for America」といったエネルギー政策を発表し、2009120日の就任演説の経済政策として「グリーン・二ューディール政策」を掲げました。

 

川崎の環境施策は、米国のグリーン・ニューディール政策よりも先駆けて、川崎版グリーン・ニューディールを率先し行ってきたといえます。川崎の誇れる環境技術を、川崎市(公)がコーディネイターとして仲介するとにより、環境技術の質を高めることが可能となり、世界に貢献する先端都市となりうる可能性を秘めています。

 

川崎市が「地球環境」のために何ができるのか、産学公のコラボレーションにより、環境技術の質を高め、世界のトップリーダーとなることを私は期待しています。私の川崎市に対する提案は、論文集の「構造改革特区制度における地域再生」にて提言しています。この技術展は、明日が最終日です。会場では、アジアの言語が飛び交っています。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

節分祭

DSC04539.JPG豆まきといえばニュースで紹介さている、成田山新勝寺でお相撲さんや芸能人が豆をまくシーンを思い浮かべます。豆まきは、大きい寺・神社に限らず身近な地域でやっているところが多数あります。節分を迎えた今日、地域3箇所の神社などで行われました節分祭に参加し豆をまかせて頂きました。今年はあふれんばかりの人で、例年以上の賑わいを感じました。

アサヒビールが平成19年に行った「家庭での豆まき実態アンケート」の結果によると「今年、豆まきを行う予定か」の問いに対して、毎年、恒例なので必ず行うが40.9%、まだ分からないが行うつもりが18.2%、以前は行っていたが最近は行っていないが30.3%、そういったイベントは行わないが10.6%だったそうです。約6割の家庭で豆まきが行われているということになります。

中国から伝わった豆まきでは、豆を魔滅(まめ)と表し、魔を滅して無病息災を祈るものとして伝えられたそうです。日本に残る古き習慣が薄れてきている現代社会、こうした習慣はなるべく子どもたちに残していきたい一つだと思います。明日は立春です。気分一新、何か新しいことを始めるのには良いタイミングではないでしょうか。

DSC04534.JPG昨夜は、久しぶりに川崎でも雪が降り積もりました。我が家には3つの雪だるまが姿を現しました。一つは鬼の面をかけています。久しぶりの銀世界、雪景はやっぱりいいですね。さて、受験生は一番大事な時期です。これから試験を受ける学生の皆さん、体調には十分気をつけて下さい。そうした「挑戦」を続けている皆さんにこの一冊をご紹介します。ジョン・C・マックスウェル著『「戦う自分」をつくる13の成功戦略』(三笠書房)です。著者は米国において「世界一のメンター」として讃えられ「リーダーシップ論」の権威として活躍をしている方だそうことです。成功した著名な方々の名言がいくつか紹介されており、読んでいるとだんだん、やる気がわいてくる本です。                

その一節、プロゴルファーのアーノルド・パーマーのオフィスにかかっているモットーだそうです。

 

「負けたと思った時点で、負けが決まる

挑戦できないと思った時点で 挑戦は終わる

勝ちたいけれど勝てないと思った時点で 勝負がつく

人生という戦いに勝ち抜くのは

強く、速い者とは限らない

最後に勝ち残るのは

勝つという自信を持った者だ」

 

受験シーズン、受験生の皆さん最後まであきらめず頑張って下さい。