2013年7月アーカイブ

終選

参議院議員選挙の投票日から一夜明け、島村大氏の得票報告会が川崎市内の2箇所で行われました。17日間の長期に及ぶ選挙戦で、本人は黒く日焼けして声をからしていています。でも、顔の表情は達成感に満ちているように見えました。

ねじれ解消を実現した国会で、自民党の政策の真価が問われることになります。私は挨拶で言いました。「島村氏の公約である、社会保障制度改革、医療制度改革の再起動に期待します。歯科医師の専門的な立場から、持続可能な制度として頂くことを・・・」。参議院議員 島村大議員の手腕に期待を致します。

原子力政策を問う

先日、青森県六カ所村にある、日本原燃㈱を視察した。ここは、原子力発電所で使用された核燃料を再処理するための施設である。使用済燃料は95%から97%程度は再利用できるという。その再処理をこの会社が担っていた。そこは、厳重な警備の中にあった。

カナダやオーストラリアから輸入した天然のウラン235は、利用可能な成分が0.7%と低い。再びエネルギーにするには、ガス拡散法や遠心分離法により、ウラン235の濃度を35%にまで濃縮しなくてはならない。敷地内にあるウラン濃縮工場で、新型遠心機により生産している。

再処理工場では、ウランとプルトニウム、核分裂生成物に分ける。そして、再生されたウラン酸化物とプルトニウム酸化物は、それぞれ専用の容器にて貯蔵される。

使用済核燃料は全てがゴミではなく、再び利用できるエネルギーとなる事実を見てきた。「トイレなきマンション」と表現されていることが正しいのか否かは、論じるにはまだ見識が浅い。現在、参議院議員選挙が行われている。各政党の原子力政策に違いがあるので比べたい。この選挙の1つの争点と言っていい。

川崎港

  6eGFkehzJv7sVYx1373368245_1373368299.jpg  昨日、自民党川崎市議団による、川崎港の現地視察を行いました。川崎港は国際戦略港湾として国から指定を受けており、東京港と横浜港との包括した連携により、国際競争力を高めようとしています。今後の課題は、アジアからの新たな航路の開拓です。それには、それなりのハード面の整備は欠かせん。

川崎港の課題としてあるのは、コンテナバースの延伸、ガントリークレーンの3基目の設置、国道357号線の拡幅、道路整備などです。いずれも、増えるコンテナに的確に対応するために必要となります。

2014年度より、川崎市の出資法人である川崎臨港倉庫がコンテナターミナルの指定管理を受け、特例港湾運営会社を目指します。

視察を終え、日本の京浜港としての物流拠点を目指したインフラの整備を進めていかなくはならないと実感しました。港の運営も、官から民へと姿・形を替えていきます。民間のノウハウを活かした運営に期待します。また、課題の解決に向けて、国への働きかけも行っていかなくてはなりません。