参議院議員選挙の投票日から一夜明け、島村大氏の得票報告会が川崎市内の2箇所で行われました。17日間の長期に及ぶ選挙戦で、本人は黒く日焼けして声をからしていています。でも、顔の表情は達成感に満ちているように見えました。
ねじれ解消を実現した国会で、自民党の政策の真価が問われることになります。私は挨拶で言いました。「島村氏の公約である、社会保障制度改革、医療制度改革の再起動に期待します。歯科医師の専門的な立場から、持続可能な制度として頂くことを・・・」。参議院議員 島村大議員の手腕に期待を致します。
先日、青森県六カ所村にある、日本原燃㈱を視察した。ここは、原子力発電所で使用された核燃料を再処理するための施設である。使用済燃料は95%から97%程度は再利用できるという。その再処理をこの会社が担っていた。そこは、厳重な警備の中にあった。
カナダやオーストラリアから輸入した天然のウラン235は、利用可能な成分が0.7%と低い。再びエネルギーにするには、ガス拡散法や遠心分離法により、ウラン235の濃度を3〜5%にまで濃縮しなくてはならない。敷地内にあるウラン濃縮工場で、新型遠心機により生産している。
再処理工場では、ウランとプルトニウム、核分裂生成物に分ける。そして、再生されたウラン酸化物とプルトニウム酸化物は、それぞれ専用の容器にて貯蔵される。
使用済核燃料は全てがゴミではなく、再び利用できるエネルギーとなる事実を見てきた。「トイレなきマンション」と表現されていることが正しいのか否かは、論じるにはまだ見識が浅い。現在、参議院議員選挙が行われている。各政党の原子力政策に違いがあるので比べたい。この選挙の1つの争点と言っていい。