2012年10月アーカイブ

最先端技術を視る

IMG_1138_copy.jpg川崎区にあるエリーパワー株式会社を視察しました。ここでは電力貯蔵用大型リチウムイオン電池セルの製造を行っています。平成246月に第2期工事が完了し、大型リチウムイオン電池(120万セル)の量産工場となりました。量産による低価格化を図り、戸建て物件などへの普及を目指しています。製造されるセルは、16個を内蔵した「パワーイレ」となります。

 

DSC05880.jpgパワーイレ(右写真)は、災害時の非常用電源として注目を集めています。自治体での導入が進んでおり、川崎市でも災害対策本部事務局の部屋に置かれ、他の施設でも合計100台を導入しています。課題は高額な価格です。もう少し手の届く価格帯になれば、もっと普及することでしょう。

 

将来的には、川崎市の避難所ごとに、設置するのはどうでしょうか。

IMG_1126_copy.jpg駒沢オリンピック公園のジョギングコースは、一周、約2キロあります。夕暮れ時に、2周するのが、丁度いいところ。最近、ウエストが気になりはじめたため、積極的にランニングをしています。

 

ジョギングをしていると、園内の広場で「東京ラーメンショー2012」の賑わいに遭遇しました。走ってカロリーを消費中に、難しい選択に迫られます。見過ごして走るか、休憩するか。こうなると、食べずには帰れません。

 

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このイベントでは、全国のご当地ラーメンの40種類から楽しめます。賞味したの(写真)は、新津軽ラーメン。こってりした中に煮干しの味が、麺を引き立てています。やっぱり、美味しい。

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スポーツの秋ならぬ、食欲の秋ですね。ラーメン好きにはたまりません。出かける価値ありのこのイベント、114日まで開催されています。

ハロウィン迫る

IMG_1093.JPG 1031日のハロウィンの晩が近づいてきました。JAセレサ川崎本店において「園芸祭り」が開催されました。「宮前三行会」主催による「かぼちゃのランタン作り」のイベントがあり、参加しました。

 

 

 

 早速、かぼちゃ作りに挑戦です。大勢の親子連れで賑わっていました。どうでしょう、下の写真は、それぞれの親子が作った作品です。いろいろな顔がそろいました。

 

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下の写真が、石田作のランタンです。我が家に持ち帰り、玄関口に飾ってみました。火をともしてみると、なかなかいい雰囲気です。家の中に何か1つでも、ハロウィンに関係した物を置くだけで、何だか楽しくなりますよね。

 

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空き缶持ち出し問題

 資源物の収集日の朝、家庭から出された空き缶を、持ち去る人が居る。悪ぶれる様子もなく、自転車の荷台に山積みにしている。車道の端を、よろめきながら運ぶ自転車をよく見かける。危険きわまりない行為だ。

 

 先日、同僚の議員が空き缶の持ち出し問題について川崎市に質問をしていた。川崎市の被害額を問う。市の答弁によると、「2011年だけで約278トン、3600万円相当が持ち出されている」という。

 

 川崎市ではこの缶を資源ごみとして収集し、売り払い益を得ている。2011年で22700万円の収益となる。つまり、その中からの持ち出した分だけ、市の財産が失われていることになる。

 

 他の政令指定都市では、持ち出しを制限する条例制定が進んでいる。既に制定しているのは、20市中10市。その内、罰金を導入しているのは5市、過料を導入しているのは2市だという。川崎市は条例制定すらしていない。

 

川崎市に持ち出し防止対策を聴いた。市民から通報があれば、現地に赴き調査をしている。法整備がなされていないため、捕まえることすらできないのが現状だ。

 

条例制定の必要はある。川崎市には、検討して頂きたい。

見逃すな 小さな叫び

IMG_1077.JPG 鷺沼駅街頭にて、「児童虐待防止キャンペーン」を行いました。主催は、自民党女性局です。私は三原じゅん子参議院議員と一緒に、マイクを持って訴えました。

 

 広報させて頂いたのは、103日に議決した「川崎市子どもを虐待から守る条例」の趣旨と内容についてです。川崎市議会議員の議論により制定した、2例目の政策条例です。

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 10月は「里親月間」、11月は「児童虐待防止推進月間」です。地域の見守る目を増やして、「小さな心の叫び」に気づきましょう。ご協力頂いた女性局の皆さん、ありがとうございました。

保育と教育の融合IMG_1063.JPGです。認定こども園の「田園調布学園大学みらいこども園」(中原区)を、視察してきました。元は新城幼稚園であった施設を、認定こども園のモデル園として平成22年に設置されました。この施設は、幼稚園と保育園を合体した「幼保連携型」機能を持つ、市内唯一の施設です。

 

 同じ子育て施設にも係わらず、子ども園と幼稚園の認可は神奈川県、保育園の認可は川崎市と、煩雑な手続きが課題となっていました。そこで、改正認定こども園法を含む、子ども・子育て関連3法により、単一の認可、指導監督の一本化も図られることになります。施行は平成27年、制度移行のための猶予期間が設けられています。

 

 一方、自民党は、民主党が進めている「総合子ども園」を核とした「子ども・子育て新システム」に反対の立場をとっています。あまりにも問題点が多いからです。認定こども園については、それぞれの施設の選択と判断のもとで普及を進め、待機児童の解消を目指すとしています。

 

 幼保の連携による多様なサービスの創出により、認定こども園の価値はあります。保育と教育の融合は、就学前の子育て支援策となりうるのか問われています。今後の、国の制度の動向に目が離せません。

保育所の再編案

  市民委員会に「川崎市認可外保育事業再構築基本方針」(案)の報告がありました。これまでの保育の受け入れ体制は、認可保育園と認可外保育園があります。認可外保育園の現状は「かわさき保育」「おなかま保育室」「認定保育園」「地域保育園」の4種類あります。それぞれ施設規模や運営基準が違い、市民にとっては分かりづらい制度となっていました。

 

再構築案ではこの4つの施設種別を、A型とB型の2分類にするとしています。ポイントとなるのは、保護者負担の軽減対策です。例えば、これまでの地域保育園に子どもを預けた場合、児童1人当たりの助成額は1670円(児童健康診断費1回)のみです。一方、認定保育園の0歳児の児童1人あたりの助成額は77310円(児童援護費1ヶ月)と、負担に格差がありました。

 

子育て世帯にとっては、多種多様な保育サービスを求めています。子どもを安心して預けることのできる受け入れ態勢に、期待しています。今後、パブリックコメントが実施され、市民意見を受けることになります。平成251月に方針策定となります。議会も、事業の動向をしっかり見守っていきます。

雅び

IMG_1056.JPG この写真をなんと、表現すればいいのでしょう。漢字で表すのであれば、「雅び」といったところでしょうか。雅びとは「優美で上品なこと」(スーパー大辞林)。

 

 1015日、馬絹神社秋季例大祭が開催されました。宮出しは午前9時。宮前区内を渡御し、午後630分の宮入となりました。私も担ぎ手の一人として参加しました。

 

  神輿は、朝昼晩と、それぞれ違った表情を見せ観衆を魅了します。太陽に映る鳳凰は豪華そのもの。闇夜に光る鳳凰は、神聖な姿に映ります。神社に神輿が帰る宮入は、お祭りが一番盛り上がりをみせる瞬間です。

~ユニバーサルデザインを駐車場にも~

IMG_1035_copy.jpg昨日、常任委員会の視察で、京都府庁を訪れた。西日本を中心に拡がりつつある「おもいやり駐車場利用制度」を調査するためである。京都府は、希望した障害者・高齢者・難病で歩行が困難な方、けが人や妊産婦で一時的に歩行が困難な方などを対象に「利用証」を交付している。車内ミラーに利用証をつるし掲示すれば、車いすマークの駐車場を利用することが可能となる。

 

日本では佐賀県が最初で、現在、26府県に拡大しており、県域を越えて相互利用が出来る。協力駐車場は、幅3.5m以上の車いすマークのある駐車場と、プラスワン駐車場(出入り口に近い)である。銀行やコンビニなどの企業による協力はCSRに頼り、積極的に協力してくれるという。現在までの駐車場整備状況は府内844施設、1734区画となっている。

 

ユニバーサルデザインの考え方は、「すべての人のためのデザイン」という意味を持つ。この考え方に基づいて整備された多機能トイレやノンステップバスは、よく知られている。しかし、駐車場にその理念を取り入れた制度は、あまり知られていない。

 

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 課題となっているのは、対象者を20万人想定している。しかし、利用はごく一部に留まっている。また、駐車場については、目標を1000施設に向け普及を図るが、街で見かけるまでに至っていないと担当者は語る。

 誰もが安心して外出できる環境を整えるには、多くの理解と協力が必要だ。この取組みは、府民のおもいやりの心により支えられていることを忘れてはならない。そして、全国にこの制度が普及することを期待しつつ、広域で利用することの意義を伝えたい。神奈川県にも、この制度の導入を働きかけたい。

クールシティー堺

IMG_1027_copy.jpg常任委員会の視察で、堺市を訪問しました。調査項目の1つ「環境モデル都市行動計画」の説明を受けました。堺市では平成213月に「堺・クールシティー宣言」を議決し、温室効果ガス削減を目指した積極的な取組みを行っています。行動計画には、具体的な道筋と将来像が示されていました。

 

印象的だったのは、「自転車の街」を唄い、コミュニティーサイクルを推進している点です。レンタル用の自転車は450台用意され、電動アシスト車も含まれます。行政によって6ポートを整備し、この間の移動ならどこに乗り捨てても可能です。

 

 市民による通勤通学時の利用は基より、観光の足としても重宝するのではないでしょうか。これまで躊躇されてきた自治体によるレンタル自転車。環境配慮の視点からも、注目の施策といっていいでしょう。

キーワードは「楽しく」

「体育の日」を迎え、スポーツを楽しむにも、いい季節となりました。川崎市は「スポーツ推進計画を策定し、先日の市民委員会に報告しました。計画期間は平成24年度から平成33年度までの10年間となります。まずは、計画の周知が必要です。

 

計画には、スポーツを行うための施設のあり方や、運用方針も示されました。特筆すべき点は、等々力陸上競技場の再編整備計画と併せて、ネーミングライツを導入することが記されています。運用面における財源確保策も加わっています。

 

2章の現状と課題には、平成23年度「児童生徒新体力テスト調査報告書」のデータが示されていました。それによると、小学校5年生・中学校2年生を対象にした、全国と川崎市のデータを比較した、種目別の表が示されていました。その結果、多くの種目で全国平均を下回っていました。全国平均に対して市平均が勝っていたのは14種目の中で男子が3種目、女子が4種目と少数です。

 

 計画から感じたキーワードは3つ「身近な場所で」「生涯に渡って」「楽しく」といったところでしょうか。上記の体力テストから分かるように、子供たちの体力の向上が、計画の推進によって図られるよう期待します。そのために、川崎市の人口増加にも適応したスポーツ環境の整備は、重要なポイントになります。

「スポーツ推進計画」(案)-概要版-

都会生まれのBruno

IMG_1023.JPGこの一枚の写真は、山梨県の農園でもなければ、山間部の観光地でもない。市街地の真ん中、東急田園都市線宮前平駅から徒歩2分にある「安藤園」での一枚である。駅から至近にも係わらず、まるで都会のオアシスのような緑の楽園。周辺にはマンションが建ち並び、市街地にある貴重な空間といえる。

 

栽培されているキウイフルーツの品種は、Bruno(ブルーノ)。酸味がなくて甘いのが特徴。世界には多種の品種があり、国内で流通しているのは、ニュージーランド系が多いという。この時期のブルーノは希少だとか。

 

 10月末には地元、土橋小学校にかよう180人の子供たちが収穫する予定。都会に住む子供たちは、農業とのかかわりを持つチャンスは少ない。都会での農業体験は、きっといい経験になることだろう。収穫されたキウイは11月から安藤園で販売される。現在の実は大きいもので250グラム。どんどん実を膨らませている。その日を楽しみにしているのは、私だけではないはず。

親睦Golf

川崎国際生田緑地ゴルフ場」を貸し切り、第21回「石田やすひろゴルフ大会」を開催しました。お蔭さまで台風一過ということもあり、「天高く馬肥ゆる秋」の諺に相応しく、好天に恵まれました。私は議会対応のため、プレーの参加はできませんでした。

 

 会場となったゴルフ場は、開場60周年を迎えた歴史のあるコースです。老朽化したクラブハウスの建て替え計画もあり、完成が待たれています。新しいクラブハウスの建設は既に進んでおり、平成259月の竣工予定となっています。

 

 秋のスポーツシーズン到来です。いい汗をかいて、健康へとつなげたいところです。緑に身を置くだけで、ストレスから解放された気分になりますよね。本日、ゴルフに参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。

長時間審議

市民委員会において「川崎市子どもを虐待から守る条例」骨子案に対する、3回目の議論を行いました。午前10時から始まった会議は、午後2340分頃まで続きました。深夜に及ぶ議論は、議員生活の14年間で、初めての経験です。

 

 自民党は児童虐待を緊急の課題と受け、委員会による条例提案に、前向きな姿勢で臨んできました。しかし、長時間の議論も実らず、市民委員会の総意とした提案には至りませんでした。

 

 議員間による政策討議は、白熱すこともあります。議員の持つ政策を議論し、新たな政策条例を創ることは、容易ではありませんでした。審議の場は、定例会最終日となる、103日の本会議に移します。