計画停電は再び、いつ行われるかわからない状況です。そこで注目なのが、パワーイレ(大型蓄電池)です。写真は、川崎市災害対策本部事務局の部屋に置かれたパワーイレ(黒い箱)です。災害時の停電の際に、大型モニターを映し出す、電力供給源となります。エリーパワー社から川崎市に無償提供される10台が本日、市役所に届けられました。それでは、一体、どのような能力があるのでしょう。
パワーイレの気になるお値段は、1台100万円代後半だといいます。リースの場合は、月額3万6000円とまだまだ高額。川崎市では100台を5年リースし、4536万円(年間)を投じています。現在、このパワーイレは法人向けですが、夏には市販する予定だといいます。
それではこれを、家庭用に置き換えたらどうでしょう。容量は、2Kwhです。一般的な家庭の1日の電力使用量は10kwh程度ですから、昼間のピーク時の、電力の一助となります。最も、昼間の太陽光発電で得たエネルギーを蓄電池に蓄え、電力のピーク時に活用することが出来れば、こんな素晴らしいことはありません。
大型蓄電池。是非とも量産して頂き、コストダウンを図ってもらいものです。安くなれば家庭での普及に期待が持てます。商売をしている自営業者の皆さんも、停電を気にしないで店を営業することが可能となります。以前も述べましたが、川崎市のポテンシャルは「環境技術」です。こうした技術の導入を積極的に推進するべきです。