市民の命を救う"そよかぜ"

DSC05453.JPG健康福祉委員会の視察で、そよかぜ2号(ヘリコプター)に乗ってきました。川崎市消防航空隊があるのは、東京ヘリポート(江東区木場)です。川崎市が所有するヘリコプターは、全部で2機。いざという時に、市民の人命を救う航空隊です。その、役割を視てきました。

 

そよかぜ号による災害出場の実績(平成21年)は、火災が35件、救急が2件、救助が13件、警戒飛行が3件、応援が1件で合計54件です。ヘリコプターによる救急搬送を開始したのは、平成11年のことです。以来、現在までの搬送人員は49件を数え、多くの人命を救ってきました。

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 川崎市内には、ヘリポートなどの着陸可能な場所が42箇所あります。例えば、ヘリコプターによる救急搬送の際に、第三次救命センターを担う聖マリアンナ医科大学病院の場合、多摩区南生田の明治製菓総合グランドを利用することになっています。その他、災害時には、学校のグランドに許可なく着陸することが可能だそうです。

   DSC05485.JPG木場を離陸してから 武蔵小杉上空まで、わずか6分です。我が家がある宮前区内までは、7分です。一番遠い麻生区でも9分で到着することができます。いつ何時、起こるか分からない災害です。その時に備え、日頃の訓練と万全の準備を整えている、航空隊員(職員)の皆さんに敬意と感謝です。