議会発言集
議会発言集
令和 4年 決算審査特別委員会(健康福祉分科会 第2日)−09月29日-07号
令和3年 決算審査特別委員会(文教分科会 第1日)−09月22日-04号
令和2年 決算審査特別委員会(文教分科会 第2日)−09月25日-05号
令和1年 決算審査特別委員会(総務分科会 第1日)−09月19日-02号
令和1年 決算審査特別委員会(総務分科会 第2日)−09月25日-03号
平成30年 決算審査特別委員会(健康福祉分科会 第2日)−09月28日-
平成29年 決算審査特別委員会(総務分科会 第2日)−09月21日-
平成29年 決算審査特別委員会(総務分科会 第1日)−09月19日-
平成27年 第1回定例会ー2月26日ー 自民党代表質問(前編)
平成15年 決算審査特別委員会(一般会計・特別会計)−12月12日
平成12年 決算審査特別委員会(一般会計・特別会計)−12月11日-
平成16年 第4回定例会−12月16日-
28番(石田康博)
事前に通告しました鷺沼プール跡地利用のうち福祉ゾーンについて、健康福祉局長に一問一答方式で伺います。
鷺沼プール跡地利用の全体では、教育ゾーンに仮称土橋小学校の設置が決まり、運動広場・公園ゾーンには、フットサル場で、川崎フロンターレが運営することが決まり、さらに福祉ゾーンの保育所には、社会福祉法人なごみ福祉会が設置運営主体として決定いたしました。併設する福祉施設についてはこれから具体的な内容が定まっていくところでありますが、昨年の決算審査特別委員会で、福祉ゾーンの整備について質問をさせていただき、およそ1年が経過をしておりますので、改めて現在の取り組み状況について、幾点かお伺いをいたします。
以前にいただいた御答弁では次のようでありました。福祉ゾーンについては、待機児童解消を目指した保育所の設置と、そのほかに、平成16年度予算編成や総合計画の検討の中で、全庁的な調整を行った上で、地域開放型コミュニティスペースを併設した、子どもを中心とした施設の設置を、健康福祉局の中で検討プロジェクトを設置し、計画しているとのことでありました。しかし、ここに来て計画に変更があるとお聞きしておりますが、これまでの検討プロジェクトの検討経過を伺います。以上です。
健康福祉局長(井野久明)
鷺沼プール跡地福祉ゾーンにかかわる検討経過についての御質問でございますが、初めに、保育所についてでございますが、待機児童の解消と多様な保育ニーズにこたえるため、定員を120名として、従来の夜7時までをさらに延長した夜8時までの長時間保育、保護者が休日に勤務するなど保育が必要なときの休日保育、保護者が緊急一時的に保育が困難になったときの一時保育などを実施し、さらに、地域子育て支援センターを併設するなど、多機能型保育所として計画を進めてまいりました。この計画に基づきまして、本年9月には、設置運営主体となる社会福祉法人を選定し、現在、平成18年4月の開所に向け準備を進めているところでございます。
また、保育所とあわせて整備する福祉施設につきましては、子どもを中心とした施設などを含め、この間、局内プロジェクトで検討してまいりましたが、今後、高齢者人口がますます増加していく中で、要介護者への対応はもとより、効果的な介護予防システムの確立が求められていることなどから、現在、高齢者施設を中心とした整備を検討しているところでございます。以上でございます。
28番(石田康博)
多機能型保育所の設置については、宮前区の地域の特徴である、他の地域より比較的出生率が高いエリアと待機児童が多い点では、大変に期待の高いところであります。一方、保育所とあわせて整備する福祉施設については、子どもを中心とした施設ということで当初計画が示されていたものが、高齢者を中心とした施設に変更されたとの答弁ですが、その計画内容とスケジュールを伺います。
また、当該施設周辺の子育て世代からは、保育所とは別に、子どもに関連した施設を求める声も多いのではないかと考えますが、当初の計画を受けて、それを補うほかの対応策があるのかを伺います。以上です。
健康福祉局長(井野久明)
高齢者を中心とした施設の内容とスケジュール等についての御質問でございますが、初めに、施設の内容でございますが、要支援・要介護状態になるおそれのある高齢者や、軽度の要介護者に対して、状態を悪化させないよう、パワーリハビリ等の事業を行う介護予防拠点や、要介護者が可能な限り在宅生活を継続できるよう、必要に応じてさまざまなサービスを提供する、多機能型の高齢者施設として整備を検討しているところでございます。
また、区民の方々から御要望の強い、多目的に利用できる地域交流の場につきましては、敷地条件による延べ床面積や全体の施設内容との兼ね合いも考慮しながら、関係局等と調整を図り、確保に向けて努力をしてまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、新総合計画の実行計画に合わせまして、施設内容を具体化してまいりたいと存じます。
次に、今後のスケジュールについてでございますが、民間活力の活用の観点から、現在のところ民設民営を考えておりますので、設置運営事業者の選定を含め、できるだけ早い時期に定めてまいりたいと存じます。
次に、子どもの施設についてでございますが、現在、子育て家庭をめぐる環境は、核家族化の進行や都市化による近隣関係の希薄化に伴い、身近に子育てについて相談する人がいないなど、ひとりで、子育てに不安や負担感を感じている家庭が増加しているという状況がございます。こうした子育て家庭に対する地域での支援や世代を超えた支え合いが求められているところでございます。そのような子育てへの支援を目的に、地域子育て支援センターを現在市内8カ所に設置しているところでございます。この地域子育て支援センターでは、親子が自由に交流する場の提供や、家庭への訪問などによる相談支援、子育ての仲間づくりや子育てサークルへの支援、育児講座等を実施し、子育てを楽しいと思えるよう、また、気軽に利用する中で、子育ての不安、悩みを少しでも解消できるよう支援しているところでございます。
宮前区におきましては、子どもを家庭で養育している御家庭も多く、子育てのグループ活動も活発に行われており、そのような家庭への支援が求められているところでございます。当該地域における子育て支援拠点といたしましては、この鷺沼プール跡地福祉ゾーンに設置する保育所に地域子育て支援センターを併設するとともに、平成17年度から、教育委員会所管の旧幼稚園舎を利用した子育て広場さぎぬまが健康福祉局に移管される予定でございますので、それらをあわせ、子育て支援の充実を図ってまいりたいと存じます。以上でございます。