第1回川崎市議会定例会最終日(3月24日)において、平成26年度予算を可決、成立しました。総予算額は1兆3359億円余で過去最大規模となりました。その内、区役所機能の拡充となる7区の共通予算は、108億2270万円を計上しています。また、宮前区の予算として、5億4064万円余を計上しています。前年の4億9995万円余に対して8.1%の増額で、増加率は7区中トップです。
内訳は、「安全・安心まちづくりのための推進」として、1252万円余を計上しています。「総合的な子ども支援の推進」のための予算は、958万円余。緑化の推進等に充てられる「環境まちづくりの推進」予算は、587万円余。「地域資源を活用した取組」は1273万円余。「区役所サービス向上への取組み」予算は、450万円余。「道路の維持補修」のために3億3604万円余。「公園緑地の維持管理」のための予算として4040万円余を、それぞれ計上しています。
特筆すべきは、スポーツを親しむことのできる環境整備のための予算が充実した点です。宮前区民からは、運動を行える場所が少ないとの指摘がありました。これを受け、宮前区選出議員団は毎年、整備のための予算要望を行ってきました。新年度では「地域のコミュニティ活性化の推進」予算として5605万円余を計上し、多くの区民がスポーツを親しむことのできる環境整備のための予算化を実現しました。
平成26年度の具体的な整備としては、鷲ヶ峰にある「けやき公園」の一部で、未だ整備されていない空き地を3328万円余かけて広場化します。ここでは、ゲートボールやグランドゴルフ等を新たに楽しむことが出来ます。西長沢公園多目的広場では、町内会対向のソフトボール大会等、多目的に活用されています。しかし、グラウンドは十分に整備されておらず、荒れたグランドです。ここでは、400万円余を計上し、ダスト舗装を実施します。安全なグラウンドに補修整備し、球技などを行いやすい環境へ整えます。