2013年10月アーカイブ

風水害対策

 台風26号の記録的な大雨ににより、伊豆大島では甚大な被害が出てしまいました。現在も、行方不明者の捜索は続けられています。我々も、日頃からの風水害に対する防災の備えの必要性を、改めて認識したところであります。神奈川県では、土砂災害防止法に基づいた、土砂災害警戒区域の指定作業が行われています。宮前区では7箇所の対象があり、その周知に努めています。

 土砂災害警戒区域とは、1、傾斜度が30度以上で、高さが5m以上の区域、2、急傾斜地の上端から水平距離で10m以内の区域、3、急傾斜地の下端から水平距離で斜面の高さの2倍以内(50mを超える場合は50m)の区域と定めています。

 宮前区では現在、計測中を含め、急傾斜地崩壊危険箇所として7箇所を示しています。エリアにあたる箇所にあたっては、地域による警戒避難体制の確立が求められています。警戒情報があった際は、情報伝達や避難体制のあり方を今一度、確認して、いざという時の行動を迅速にしなくてはなりません。

IMG_1964.JPGセンキョワリ」って、ご存知ですか。投票に行って証明書を貰います。それを、賛同した店舗で掲示すると、独自のサービスを受けることができます。選挙の投票へのインセンティブを目的としています。「かながわ自民党商店街振興議員連盟」による、川崎駅前仲見世通商店街の視察に同行しました。この取組みは民間主導で行われており、県内各地の商店街にて実施されています。

 

川崎市内では、川崎駅に繋がる仲見世通商店街で実施されます。選挙割とは、川崎市長選挙に行き投票を済ませた後、投票所出口付近にいるスタッフに「投票証明書」を求め受け取ります。それを、加盟店にて掲示するだけで、お得なサービスを受けることができます。サービスを提供する参加店の目印は、市が作成している「鉄拳」さんの、啓発ポスターが店先に貼られています。

選挙割の目的は、投票率の向上にあります。過去の選挙では、特に若者の投票率が実に低調で、課題となっていました。例えば、投票に行けばビールが一杯無料となれば、投票を考える人も出てくるでしょう。そして、サービスを目的に商店街を利用すれば、地域経済の活性化にも貢献することになり一石二鳥となります。

視察後、商店街の方々と意見交換をしました。そこからは、成功への意気込みを感じました。その原点は、地域を良くしたいとの想いからだということも伝わってきました。選挙への普及啓発と併せて、商店街を中心とした「街を元気」にすることに期待されています。川崎駅周辺だけに留まらず、他の地域へのムーブメントとなることに期待します。

第2期整備時完成イメージ(鳥瞰).jpg 川崎市の広域拠点として位置づけられている等々力緑地は、小杉駅周辺地区に隣接しています。武蔵小杉駅周辺の大規模な再開発事業なども進む中、災害時にも対応できる都市公園として、再編整備が進められています。

 

 

 再編整備計画については、平成2010月に学識者など構成する等々力緑地再編整備検討委員会を組織し、緑地全体の施設のあり方や緑地全体の再編整備について総合的に検討を進めてきました。平成233月には緑地内全体の再編整備の方向性とともに、陸上競技場軟式野球場を初めとした、主要施設の配置や整備手順などについて「等々力緑地再編整備実施計画」として取りまとめました。平成2311月には、陸上競技場及びその周辺の整備、スケジュール等を取りまとめた「等々力陸上競技場整備計画」を策定しました。

 

Jリーグ川崎フロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場の整備は、現在の位置で改築整備を進めています。収容人員を現在の25000人から35000人程度となります。現在、第1期整備としてメインスタンドの改築を行っています。平成24年度に改築工事に着手しており、平成27年のJリーグに開幕までに完成させる予定です。第2期整備としてサイド・バックスタンドの改築を行う計画です。サッカーのゲームを継続して開催するために仮設スタンドを設置し、競技場を使用しながら工事を行っています。メインスタンドは既存スタンドの収容人員3400人から1万人程度になります。

 

施設は、試合のない時には、大規模な会議や展示会など多目的に利用できるコンベンション機能を備えています。また、カフェや物産展示・情報発信スペースを設けています。メインスタンドの完成に合わせてホームサポーターから見やすい位置に、新たな大型映像装置を設置する計画です。

 

公園機能に留まらず、防災機能を備えた公園として再編整備が進んでいます。その1つ、陸上競技場は、多目的に利用できる充実した施設となります。今後も、市民に愛される総合公園としての機能が発揮できるよう、議論に臨んでまいります。

祝 オープン

IMG_1955.jpg 川崎生田緑地ゴルフ場のクラブハウスが明日、待望のグランドオープンを迎える。今日はそれに先立ち、オープニングセレモニーと内覧会が行われた。まちづくり委員会のメンバーの一人として、出席した。

 

 歴史と伝統のあるゴルフクラブは、丘陵そのままの形を活かした形で、1952年に設置された。そう、今から59年前の時の総理は、吉田茂である。その時代の背景を想えば、クラブの歴史の古さを感じる。

 新ハウスは、旧クラブハウスと替わって、モダンな造りが特徴的だ。落ち着いた雰囲気は、高級ホテルそのもののようにも感じられる。食堂にはテラスもあり、大都市にはあまり見られない「緑の絶景」を眺めることができる。

 なんと1階には備蓄倉庫(109.3㎡)も併設している。いざ災害時には、グリーンの空間が大勢の人を救うことになる。災害用物資を備蓄し、市民の生命をつなぐ。

 ゴルフをやる人もやらない人も、是非、一度足を運んでほしい。レストランは、誰でも利用が可能だそうだ。新しく整備された遊歩道を歩けば、美術館へのアクセスも快適となる。スポーツの拠点の完成を、祝いたい。