2013年3月アーカイブ

本当のおもてなしって?

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 県庁に、こんな変わった名称の課があります。高知県おもてなし課は、庁舎の5階にありました。511日公開の映画、「県庁おもてなし課」を題材に、作家有川浩氏のベストセラー作品を映画化。行政のおもてなしとは、一体、何を意味するのでしょう。女性の課長さんにお話を伺いました。

 

予算額は年間1億円。ほとんどが人件費だといいます。平成194月より開設されたこの課は、観光振興を主な役割としていました。資料として頂いたアクションプランには、「おもてなし3原則」が位置づけられていました。1、「素顔の高知」で迎えるおもてなし」 2、「食や地域産業と結びつくおもてなし」 3、自信と誇りにあふれたおもてなし」の基本コンセプトをもって進めていくとしています。

 具体的な取組みとしては、おもてなしトイレ認定制度、おもてなし一斉清掃の開催、おもてなしタクシーによる満足度の向上などがあります。

 課の進めるおもてなしとは、「接待の心」だったのです。映画の公開を楽しみに待ちたいと思います。

  IMG_1419.JPG普天間基地問題で揺れる、沖縄県宜野湾市のまちづくり構想を調査した。最近、普天間基地の負担軽減に関するニュースを多く聴く。政府は辺野古への機能移転と、普天間以南の負担の軽減を公言している。宜野湾市では平成2122年の2年間で、普天間飛行場跡地利用計画方針策定調査を行い、「全体計画の中間とりまとめ(案)」を独自に作成している。

 

空間構成の方針は実に、興味深かい内容だ。ゾーニングでは、都市拠点ゾーン、住居ゾーン、振興拠点ゾーンに分け、まちの魅力を造ることにしている。跡地のほぼ中央には公共交通軸を配置し、鉄道基線を置く。道路構成は、中部縦貫道路にクロスする宜野湾横断道路を整備し、空港跡地を幹線でつなぐとしている。川崎でいえば、川崎縦貫高速鉄道や縦貫道路の計画にあたる。

 

IMG_1428.JPG普天間飛行場には、オスプレイが待機していた。移転後の計画を実現するには、数ある課題を解決しなくてはならない。地方に散らばる飛行場の地権者を、まとめることはできるのだろうか。そもそも、辺野古への完全移設は実現するのだろうか。米軍管理地のため、基地内の情報は不足している。

 

移転が決まってから計画をたてるのでは遅いのだと、担当者は力説する。自治体が独自にまちづくり計画を創ろうとしていたことは意外な事実だった。こうした情報は、普段のニュースで見ることはない。住宅が密集した地域にある軍施設だけあって、移転後のまちづくり構想は、夢のある事業といえる。ニュースだけでは知ることのない、事実を知ることができた。

 

IMG_1411.JPG川崎の朝は、昨日とは打って変わって肌寒く感じられました。羽田空港を飛び立ち、沖縄の那覇空港に着いた時は20度位だったでしょうか、汗ばむ陽気です。一路、名護市マルチメディア館を目指しました。名護市は特区を活用した産業集積を進め、雇用の創出に成功しています。

この施設は、沖縄振興特別措置法により、「金融業務特別地区」、「情報通信産業特別地区」、「情報産業振興地域」に定められた地域に立地しています。この金融・情報特区を目指す企業は、一定の条件の基、税制上の優遇措置などを受けるメリットを享受します。

この「金融IT国際みらい都市」に立地する企業数は、32企業に及びます。雇用者数は、969人、若者の就労機会を創出していました。今後も企業の集積が進み、視察したメディア館を中心に、用地を拡大する計画だといいます。

例えばメディア館には、NTTの104のコールセンターが入居しています。コールセンターは、日本のどこにあってもいいのです。この成功により、他の企業のコールセンターが進出するようになりました。東京で事業を行うより、約半分のコストで済むからです。

そもそも特区とは地域限定、期間限定により試行し、成功すれば全国展開を目指すものでした。ここで成功しているため、平成29年度末まで認定の延長が図られていました。経済振興策と雇用創出の代表的な成功事例と言えるでしょう。

特区の積極的な活用は、私のリサーチペーパーでも論じてきました。川崎でも特区を活用した産業の誘致を図っています。特区制度と地域のポテンシャルを、どう結び付けるかは、アイディア次第です。それが「成長戦略」のカギとなるのです。

がんを早期発見

 川崎市では、がんの検診・検査をサポートしている。平成25年度予算では「がん検診事業費」として、1724134000円を計上している。

受診対象となるのは、がんの種類ごとに違う。基本的には40歳以上の年齢が対象となっている。

平成23年度のがん検診の受診率を調べた。肺がん検診は19.2%、大腸がん検診は20.1%、胃がん検診は6.2%、子宮がん検診22.6%、乳がん検診は19.7%であった。

受診率は決して高いとはいえない。市の補助を使わず受診すれば17000円前後の予算が必要だ。制度を活用すれば、1000円前後で受診することができる。自治体の制度を有効に活用したい。

詳しい情報は川崎市に問い合わせてほしい。

躍進する、川崎臨海部

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 市民委員会に、(仮称)ものづくりナノ医療イノベーションセンター事業の報告がありました。国の緊急経済対策として「イノベーションを産学連携で連続的に創出する拠点施設・設備を整備」を目的に、500億円が予算化されていました。川崎市は、キングスカイフロントに、事業提案を行っていました。

 その結果、厳しい競争を経て、川崎市の提案も含め全国で15の拠点整備が採択されました。(仮称)ものづくりナノ医療イノベーションセンターは、平成26年度以降に運営開始となります。企業の技術と大学の知を融合させた施策の展開により、難治性疾患の診断と治療の前進に寄与します。今後の川崎臨海部の動向に注目です。

LEFT BOAT SHELTER

IMG_1385.JPG 1年に1回のボートの祭典です。先日、横浜国際展示場で開催されたJapan International Boatshow2013に行ってきました。毎年、ヨットを目当てに行っています。

 

 

  IMG_1383_copy.jpg今年の注目度No1は、「津波」から命を守るための救命艇シェルターです。写真は、LEFT BOAT SHELTERといいます。船体のオレンジ色は、発見しやすい色になっているそうです。ボディーはかなり丈夫に出来ていて、耐火性のあるものもあります。スキュリューもついているので、前進も可能です。シェルター内部は広く、ベルトがついていました。25名用と50名用があるそうです。これがあれば、いざという時に、安心ですね。

予算を議論

DSC00511.JPG 東日本大震災から2年が経ちました。246分、自民党川崎市議団の部屋において、団員全員で、黙とうを捧げました。改めて、謹んで哀悼の意を表します。

 

 

さて、今日は予算審査特別委員会の最終日です。12人の質問者のトップバッターで、質問に立ちました。項目は、中小企業の経営安定策について、市民ミュージアム事業について、宮前平・鷺沼周辺地区まちづくり調査事業について、地域交通環境整備事業について、通学路の安全対策についての4点を議論しました。

 

詳しい質問内容については、タウンニュースやホームページなどで紹介していきます。明日からは、市民委員会に出席し、議案の審査に臨みます。

IMG_1379.JPG被災地では現在も、32万人の方々が避難生活を余儀なくされています。震災を風化させることなく、心を痛めている人達に対して、心を寄り添う気持ちを忘れてはいけません。

鷺沼駅前広場において、街頭募金活動を行いました。今日も、小さい子ども達が、その温かい気持ちを投じてくれました。誠に、嬉しい限りです。ご支援頂いた全ての皆様に感謝を申し上げます。

お預かりした募金は、特に被害の大きかった岩手県、宮城県、福島県へお渡しすることになっています。

 震災から2年目を迎えようとしています。地震発生後、携帯電話はつながらず、連絡が取りづらくなったことがありました。そこで、有効だったのがツイッターでした。

川崎市はツイッターを活用した防災情報の発信を、平成25311日(月)午前9時から始めます。

主な投稿内容は、津波・地震、避難勧告、気象情報などです。

アカウントは kawasaki_bousai

天地返し

放射能の対策は川崎市内の市立学校でも行われている。自民党の代表質問で対策を問うと、市立学校の8校で天地返しを行っていた。

東日本大震災から2年目を迎えることになる。放射能に関する情報は、日に日に減少しているようにみられる。

平成25年度予算案には、放射能対策関連予算として1743651000円が計上されている。

子どもたちへの被害が心配されており、継続したモニタリングが求められている。

 

局所的に放射線量の高い箇所への対応

http://www.city.kawasaki.jp/300/cmsfiles/contents/0000033/33188/josenitiran2412.pdf

川崎市内のPM2.5

川崎市は監視体制を強化しています。2月末まで8地点で測定していましたが、31日からは11地点に拡大しています。

 一方、神奈川県でも18カ所で行っている観測を、44カ所に拡大します。

 環境省によると。注意喚起を行う濃度として、大気1立方メートル当たり、1日平均70マイクロ・グラム超とする暫定指針を決めている。

 川崎市の公表している数字は、そのまま国の指針と比較できます。例えば現在、宮前平観測所は12を示していました。そのまま、70の数字と比較して低いということが分かります。行政の出す情報に注意しながら、自主防衛で対策をとりたいところです。

川崎市の大気データ http://sc.city.kawasaki.jp/taiki/LATEST/HT2013030113.html