2013年2月アーカイブ

ごみ収集体制の変更

IMG_1357.JPG 平成2592日(月)より、ごみの収集体制が変わります。普通ごみ収集は週3回ですが、週2回となります。

すでに全国の85%の市町村では、週2回収集になっています。自治体のなかで週3回は少数となっていました。また、プラスチック製容器包装の分別収集は、全市に拡大となります。

 

体制の変更による効果は、40万トンから37万トンに年間焼却量が減ります。作業体制の効率化により、年間5億円の削減を見込んでいます。

今後、リーフレットの全戸配布が予定されています。そこには、地域ごとの収集日などの記載があります。廃プラ容器の保管や排出方法を事前に確認を、お願いします。

住居表示

 住居表示未実施地域は主に、丁目表示になっていない地域を指します。そうした地域の地番は錯綜している箇所もあり、目的地を特定しづらいといった課題を抱えています。時には救急隊の到着が遅れたり、配達物が間違うなどの影響を受けることがあります。

住居表示とは、街区方式と道路方式とあります。日本では街区方式が採用されており、特定の中心位置から近い順に、番号がふられています。意味は「道路・線路その他の恒久的施設または河川・水路等によって区画した地域につける街区符号および建物等につける住居表示」です。

宮前区の全体の面積は1860haです。住居表示対象面積1851haに対し、未実施面積は84042haです。実施率は54.6%となっています。意外と少ないことが分かります。住居表示未実施地域に位置する町会には、住居表示への変更を勧めます。

嵯峨野

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  久しぶりに京都を旅した。清少納言の枕草子にも綴られる「嵯峨野」は、今も変わらない佇まいを残していた。平安時代の皇族や貴族が、好んでこの場所を愛していたという。一眼レフを片手に、嵯峨野にある天龍寺を参拝した。

 夢窓国師は何を想い、この庭を造ったのだろう。今も昔も変わらぬこの風景を、平安時代の貴族や皇族が眺めていたと思うと、いつまでも愛でていたくなる。

 大方丈から曹源池を見ていると、まるで時間が止まったような感覚になる。寺に座して横となり、池から臨む嵐山を眺めたくなる。それもそのはず、「寝ころぶこと禁ず」の立て札は、参拝者の心を表していた。

 今や世界文化遺産となり、海外からも人が集まる名所となった。桜の咲く季節には、きっと違った景色を見せてくれるだろう。その時はもう一度、訪れてみたい。今年から始めた趣味の、一眼レフのカメラをもう一度、片手にして。

社説に学ぶ

『日本一心を揺るがす新聞の社説』(ごま書房新社)水谷もりひと著の第3弾を、本屋の並ぶ本棚で発見した。その時、過去の2冊に感動した記憶がよみがえり、迷うことなく手に取った。

 

 この本は著者(みやざき中央新聞編集長)と読者で厳選した、30編の感動的な社説を紹介している。題名にあるように「心を揺るがす」とだけあって、心を打つものがほとんどだ。

 

新聞の社説は「知」の宝庫といっていい。実に巧みなレトリックが隠され、時には、感動する実話や、偉人の言葉を引用したものまで、探究心をくすぐる。文章の醍醐味が短い文に集積し、読者をわくわくさせる。

 

社説に学びたい。文章の構成。人に伝えたいことを、シンプルに表現する技法。題材の選び方。新聞の社説もいいが、紹介したこの本に並ぶベストセレクションは、なおいい。夜の読書の時間が、感動で充実する。

子どもの心の傷に救いを

 ~平成27年 「こども心理ケアセンター整備」へ~

市内における児童虐待相談・通告件数の急増を捉え、議員提案で制定した「児童虐待防止条例」(通称)の施行が4月に迫った。伴って、行政の体制整備も加速している。新たに示された(仮称)こども心理ケアセンター整備基本計画(案)には、傷ついた子どもの心をケアするための、施設整備が位置付けられた。求められる機能と役割を探る。

施設は、平成27年に中原区井田に整備され、入所定員40人、通所10人としている。特徴は、子どもの状況に応じた個別の支援体制が充実した点にある。専門的な機能として、心の治療に重点を置き、医師や心理担当職員を配置する。地域生活への復帰を目指すため、入所部門では、できるだけ一般的な家庭に近い形の居住スペースを設け、日常生活の支援を行う予定である。また、対人関係に課題のある子どもを想定し、施設内学級も設置する計画となっている。

市は、平成239月に市内の児童養護施設、221人の子どもを対象に実態調査を行っている。子どもの心理状態を図る状態像は、対人関係、集団適応、発達障害、知的障害など多岐にわたる。調査結果によると、多くの援助や常時支援が必要な「重篤な課題のある状況」と判断された人数は37名となった。新たな施設の必要性を示していた。

特に重篤に傷ついた心は、専門的な治療を必要とする。そこで、心理支援ネットワークを活かすべきだ。整備予定地には、中央療育センター、井田重度障害者等生活施設、障害者支援施設めいぼうが隣接している。市には、これらの施設の連携により、充実した専門的なサポート体制を整えてもらいたい。子どもの心のケアは、早期発見、早期治療が重要と指摘する声が多い。全市をカバーするだけに、心理支援の核として、市内にある関連施設との、情報の共有と連携体制を整えてほしい。

尚、川崎市は、平成25311日(月)まで、基本方針と施設に対する市民の意見募集を行っている。

和みのひと時

IMG_1370.JPG昨日、「石田後援会新春の集い」を開催しました。大勢の皆様にご参加頂き、ありがとうございました。

乾杯後のアトラクションでは、ミュージシャンの2人に登場して頂き、歌と演奏の披露をして頂きました。素晴らしい音楽で、会場を盛り上げてもらいました。

2人に感謝です。今度、チャンスがあれば、ゆっくり演奏を聴かせて頂きたいと思います。

音楽は心を豊かにしてくれます。川崎市は、「音楽のまち かわさき」を推進しています。ミューザのオープニングが待ち遠しく感じます。 

昭和

IMG_1350.JPG「あー、なつかしい、これ、うちにもあった」と、つい言ってしまいたくなる家電が並んでいました。川崎市市民ミュージアムでは、「昔のくらし今のくらし2013」が開催中です。生活道具の移り変わりをチェックすることが出来ますアラフォーより先輩の年代の人は、1970年代のちょうど写真にあるような居間を懐かしむ人は少ないはず。展示品には、小さい頃に見たことのある古い洗濯機、冷蔵庫、TVが並んでいました。

ここに来れば、懐かしい時代にタイムスリップすること間違いなしです。家に帰ると、昭和と現代の家電のギャップを感じ、思わずデザインと技術の進歩に感謝してしまいます。そう、これから40年先の家電はどうなるんだろう。過去と未来に想いを馳せてみるのも楽しいことです。

331日まで無料で公開されています。3連休に、いかがですか。

国境を超える大気汚染

 昨日の朝日新聞の記事では、中国から運ばれる大気汚染物質が、日本に影響を及ぼしていると、問題視していた。テレビ報道でも取り上げられており、モニタリングの動きがみられるようになった。環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」や大気汚染微粒子などの飛来予測サイト「SPRINTARS」には、アクセスが増えているというのだ。

記事によると、飛来してくるのは、髪の毛の太さの30分の1程度の微小粒子(PM2..5)で、吸い込めば喘息など、体へのリスクを指摘している。

是非、SPRINTARSの動画を一度、見て欲しい。大気汚染粒子の帯は、確かに日本に向かっているのが確認できる。中国は、環境対策をどう考えているのだろうか。もはや日本人は、自衛策しかないのだろうか・・・。日本の環境技術を学び、取り入れて欲しいと願うばかりだ。

川崎の誇る技術を世界へ

IMG_1363.JPG今年で5回目の開催となる「川崎国際環境技術展2013」を視察した。市内の企業を中心に145団体、242ブースが出店している。海外からはアジアを中心に29団体が来場している。企業だけではなく、大学などの研究機関も加わり、産学連携も特徴の一つである。

会場内は人で溢れ、それぞれのブース前には、人だかりができていた。去年の実績では、この展示をきっかけにビジネスマッチングで、600もの商談が持たれたという。

川崎市は1960年代の高度経済成長期、公害に悩まされた経験を持っている。その後、公害を克服しようと、環境技術を持った企業がこの地で育った。そして、公害問題を克服するまでに至っている。

川崎市の役割は、市内にある優れた環境技術を国内外に宣伝し、展示会を通じてビジネスマッチングすることにある。川崎発の産業のイノベーションは、環境と経済の分野で、貢献する時が来たといっていい。