交通局所管の環境委員会に対して、このところの新聞報道で連日、目にする「経路ミス」について、謝罪と報告があった。運行ミスを発生させた職員には、猛省を求めるために懲戒処分として、停職5日(1名)戒告(3名)を行ったと説明した。運行ミスの件数は、平成22年度で72件、平成23年度が21件(8月26日現在)起こっている。何故、このところ運行ミスが多発するのだろうか。
年次別の運行ミス件数の推移を訊ねると、平成21年度まではミスに関する報告のデータを取っていなかったという。ここ数年でミスがあまりにも増えたので、平成22年度から把握するようになったのだとか。平成21年度以前の記録がないため、増減については定かではない。ミスが増えたと感じられるのは、2年前から正確な数字が示されたことによって、報道で取り扱われることが増え、注目されるようになったのも一因のようだ。
それでは、運転手が経路誤りに気がついた時、どのように対処しているのだろうか。運転手はマニュアルに従ってバスを一旦停止させる。営業所への緊急連絡を行い、安全の確保を優先するとしている。そして、運行管理者の到着を待ち、指示を受け原状復帰を図る。お客としてその場に居合わせたら、時間のロスは計り知れないだろう。
連日にわたり、こうした報告を聴くのは、誠に残念なことである。速やかに再発防止のための緊急対策を講じてほしい。「一事が万事」。1つのミスがやがては、大きな事故につながることがある。市バス職員の皆さんには、ミスの撲滅と安全運行の徹底を望む。