川崎市議会では、各会派の代表質問が昨日、終了しました。質問の項目は、市民生活に直結した、多岐にわたる内容です。そのなかには、命にかかわる議論も含まれます。 9月議会では、いじめによる自殺・虐待・救急医療といった、今の社会問題を捉えた議論がありました。特に自殺防止対策については、行政も議会も真剣に向きあわなくてはなりません。
先日、川崎市立中学校で、いじめによる悲しい出来事がありました。大人が何故、いじめに気付いてあげられなかったのか。その子どもの気持ちを考えると、胸が切ない気持ちになります。教育の場で「生命の尊厳」をどう伝えていくのか、改めて考えていかなくてはなりません。
命を軽んじた事件のニュースが後を絶たない今、こうした社会の現実と真剣に向きあう時が来ているのではないでしょうか。日本では9月10日から9月17日まで、自殺予防週間と位置付け、啓発活動が行われています。「日本中で1日約80人、神奈川県では1日5人もの大切な命が自殺で失われています。」社会的包摂力を育てる政策が、今こそ求められているのです。