保育園+幼稚園≒認定こども園

保育と教育の融合IMG_1063.JPGです。認定こども園の「田園調布学園大学みらいこども園」(中原区)を、視察してきました。元は新城幼稚園であった施設を、認定こども園のモデル園として平成22年に設置されました。この施設は、幼稚園と保育園を合体した「幼保連携型」機能を持つ、市内唯一の施設です。

 

 同じ子育て施設にも係わらず、子ども園と幼稚園の認可は神奈川県、保育園の認可は川崎市と、煩雑な手続きが課題となっていました。そこで、改正認定こども園法を含む、子ども・子育て関連3法により、単一の認可、指導監督の一本化も図られることになります。施行は平成27年、制度移行のための猶予期間が設けられています。

 

 一方、自民党は、民主党が進めている「総合子ども園」を核とした「子ども・子育て新システム」に反対の立場をとっています。あまりにも問題点が多いからです。認定こども園については、それぞれの施設の選択と判断のもとで普及を進め、待機児童の解消を目指すとしています。

 

 幼保の連携による多様なサービスの創出により、認定こども園の価値はあります。保育と教育の融合は、就学前の子育て支援策となりうるのか問われています。今後の、国の制度の動向に目が離せません。