米寿・白寿

決算審査特別委員会を目前に、川崎市の決算書を分析していると、「敬老祝品贈呈事業」というのがありました。

 

1年間の事業費は43454000円です。事業内容は、対象年齢に達するとカタログギフト方式により、好きな品(川崎の名産品)を選ぶことができるサービスです。88歳を迎えた方に1万円相当のギフト、99歳を迎えた方に2万円相当のギフトを贈呈するものです。

 

お祝品はどのような物が選べるのでしょうか。カタログを見せてもらいました。なるほど、「川崎フロンターレお楽しみセット」「空気清浄機」「マリアンナ化粧品」など、確かに川崎の地にゆかりの品が並んでいます。

 

参考までに、横浜市の敬老祝事業はこうです。100歳に2500円相当の写真立て、101歳に1000円相当のお茶、各区最高齢の男女に3000円相当の品だそうです。

 

 こう比較すると、自治体によってサービス内容に差があることが分かります。高齢化社会を迎え、対象者は増加しています。めでたい事業だけに、継続性が課題となります。川崎市の「祝意」の方法がどうあるべきなのか、考える時期も近いのではないでしょうか。