自然融合型の新モデル

IMG_0331.JPG「リサイクルパークあさお王禅寺処理センター完成式典」に出席した。真新しい外観は落着いた色彩で、自然との共生を目指していることが分かる。建物は谷間に立地し、周囲からは殆ど見えないよう配慮されていた。周辺の緑に溶け込んでいて、今まであった焼却場のイメージとは、全く違うものだった。施設の環境配慮技術と特徴に迫る。

 

発電はどうであろう。焼却熱を利用した再生エネルギーは、ボイラーによって蒸気を発生させ、タービンの回転で7500kWhの電力を生み出すとしている。工場で利用する電力以外の余剰電力は、東京電力株式会社に売電することになっている。

 

IMG_0329.JPG排ガスの対策はどうであろうか。煙突から出る排ガスにも、技術の進展はあった。ろ過集じん装置により、有害なものを取り除き、触媒脱硝装置により、ダイオキシン類や窒素酸化物を触媒の力で分解する。

 

処理センターは、閑静な住宅街に囲まれている。式典には地域の代表者を始め、関係者も大勢参加していた。敷地内には、ゲートボール場や広場も設置されている。処理センターと地域の新しいスタイルだと感じた。