ある会合での会長さんのご挨拶に、こんな言葉の紹介がありました。
「私は一陽来復(いちようらいふく)という言葉が大好きです。その理由は、今の日本に一番ふさわしい言葉だからです」
一陽来復とは、辞書にこう書かれています。「悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって、陽の気にかえる意。春が巡ってくることや、めでたいことが再び来ること。冬が終わり、春が来ること」
確かに、この言葉の意味は、今の日本人に「希望」の言葉として捉えることが出来ます。ようやく花のつぼみも膨らみ、花が咲き始めました。咲く花の色を愛でながら、自然の移り変わりに小憩もいいものです。春の来復は、来福の兆しといってもいいでしょう。