川崎市上下水道局では、水力を利用して発電を行っています。市内には水力による発電所が2箇所あるってご存知でしたか。先日のブログでは、焼却所から出る熱を利用した発電を紹介しました。行政は水力によりまわる、水車を活用していたのです。
仕組みはこうです。川崎市により設置場所や管路、水力エネルギーを提供します。民間の企業である東京電力株式会社が建設、運転、管理運営まで行います。そこから発電された電気は、東京電力に売電するのです。
宮前区にある鷺沼発電所の平成22年度発電量実績は、60万5750kWh/年となっています。幸区にある江ケ崎発電所の平成22年度発電量実績は、49万8600kWh/年となっています。
平成23年6月より稼働している入江崎水処理センター小水力発電では、2万2348 kWh(平成23年6月~平成24年2月)となっています。ここでは全量自家消費となっています。
再生可能エネルギーの普及は、率先して行政の可能な範囲から取組み、市民レベルまで拡大させることが重要です。都会のなかで水車と発電はなかなか結びつきませんが、立派なエネルギー源を活かさない手はありません。今後の自然エネルギーの拡大を、議会側からも求めていきます。