新成人へ

IMG_0214_copy.jpg 「成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナで開催された。出席は、今年で12回目となる。川崎市新成人は12845人。さて、20歳から大人となるが、そもそも大人になるということは、どういうことなのだろう。

 

スーパー大辞林で「大人」の意味をひいてみると「十分に成長して、一人前になった人」「考え方や態度が一人前であること」と記されている。一方「成人」とひくと「心身ともに成長して、一人前の人間になること」「現代日本では満20歳以上の男女」とある。つまり、大人と成人の意味は、同義語のようで違うのである。

 

 伊集院静氏の『大人の流儀』という本の「大人のなかまいりをする君たちへ」という章がある。若者に対するメッセージには「人間は木から落ちた小枝ではないのだから流れに身をまかせて生きてばかりでは淋しい。人はどこかで己と対峙し、自分を取り巻く、世界と時間を見つめ自分は何なのかを考えてみるべきだ」といっている。

 

 つまり、大人とは視野を広く持ち、自分の責任と意思で行動するのが大人。時間軸でとらえた成人と、真の大人とは別。大人の流儀は、そうあわてなくても自然に備わるもの。がむしゃらに突っ走ってきた20年間を振り返り、一度立ち止まって大人というものを考えてみるのもいい。改めて、成人を迎えた皆さんに、心からお祝いを伝えたい。