川崎市バスを視る

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 環境委員会の視察で川崎市営バス塩浜営業所を視察してきました。最近の市バスといえば、経路ミスの続発で問題になっていました。再発防止策や安全対策などはどのようにとられているのでしょう。車庫内にあるバスに乗車し、説明を受けました。

 

市バスには、車内外にドライブレコーダー(4箇所のカメラとマイク)が付けられています。 その内の2つは車内にありました。設置の目的は、車内事故の記録や車内クレームの保存です。乗客も撮られていたって知っていましたか。実は私、乗車した際に撮られていたこと、知りませんでした。マイクは、運転席での会話が録音されています。撮られた後の映像は約1週間保存し、必要があった時に記録として確認します。

 

IMG_1106.JPG写真は、ハイブリッドバスです。乗用車ではハイブリッドカーが既に普及しています。ここでは、バスにもその技術が導入されていました。平成20年度に14両を購入し、新たに6両の導入予定だといいます。ちなみにハイブリッドバスの1台のお値段は2830万円、普通のバスは2260万円です。比較すると570万円程、お高いそうです。

 

 メインは、軽油車とCNG車(圧縮天然ガス)です。もちろんCNG車は環境にやさしいとして、普及してきました。ところが、昨今の技術開発によって、CNG車よりも軽油車両の燃費が向上し、事情が変わってきたといいます。経費削減と環境負荷の低減のバランスを取る、難しい選択だといえます。

 

 市バス車両については技術の進歩にあわせ、様々なものが導入されていました。経路ミス問題については、再発防止に向けた取組みもみれました。設置されたカメラは検証に利用され、その効果を発揮しています。視察をして運転手さんには「安全」に対する意識を忘れず、サービスの向上に努めてもらいたいと強く感じました。