広がる自然エネルギー

hirotoimg153.jpg これまで、自然エネルギーの普及促進のため、議会でも議論を重ねてきました。環境配慮への意識が高まるなか、行政施設内にも太陽光発電設備の設置が進んでいます。以前、区役所屋上へのソーラーパネルの設置についてご紹介しましたが、新たに浄水場に設置されることになりました。

 

 設置場所は長沢浄水場で、ろ過池上部と配水池上部に太陽発電設備を設置します。スケジュールは、平成24から平成26年度にかけて工事を実施し、平成25・平成26年度に運用開始する予定です。ろ過池上部の発電量は200kw程度で、発電された電力は浄水場内で利用されます。配水池上部での発電量は、ろ過池上部よりは大きい規模になる予定となっており、メガソーラーに発展することも期待されています。今後は、蓄電池の導入も検討しているといいます。

 

 「川崎市水道事業の再構築計画」では、平成24年度に潮見台浄水場が、平成28年度には生田浄水場が廃止となります。これから数年かけて統廃合を図り、浄水場の供給量のダウンサイジングが図られることになります。

 

 パネルの設置可能な場所は、他の公有地などに目を向ければ、いくらでもあります。例えば学校施設の屋上もそうです。今後川崎市は、家庭への設置費補助による促進策と併せ、公共施設への設置拡充も進めていくべきです。