4つの化(バケ)とは

 予算議会において、市政運営を表す言葉として用いられたのが4つの化(バケ)である。誰が考えたのかこの言葉。おそらく、市民に分かりやすく簡略的に伝えようと考え出されたのだろう。4つの化けとは、川崎市における中長期的な方向性を例えた表現なのである。

 4つとは、「コンパクト化」、「長寿命化」、「エコ化」、「ユニバーサル化」である。広辞苑で「化け」の意味を調べてみると、「ばけること。また、ばけたさま。」とあたりまえのことが記されていた。一方、「だますこと、ごまかし」とも記されている。この予算をどちらに化かすかは議論次第。

なかでも長寿命化については、今から準備が必要な「化け」の一つである。それは何故か。市有財産のうち65.1%の公共建築物が10年後には、築年数が30年を超えるのである。リノベーションなどの備えが求められている。

 平成23年度川崎市一般会計予算では、6180億円が計上されている。議会では、予算の使われ方について議論している。この使い方を一歩間違えると「ごまかし」に化けることもある。平成23年度予算に対して慎重な議論を尽くし、「鈍化」ではなく、確かな「変化」をもたらすことが可能な議論にしていきたい。