ジャック

            神奈IMG_0843.JPG川県庁の近くに、ジャックこと「横浜市開港記念館」があります。このジャック、大正6年(1914年)71日の開港記念日に開館しました。威風堂々とした意匠が、横浜の歴史を感じます。前からずっと気になっていたこの建物、県庁に来たついでに、この中に入ってみることにしました。

 

 

2階に進むと、貴紳の男性が声をかけてくれました。男性は、横浜の歴史や展示品の説明を、ボランティアで行っているそうです。早速、館内の案内をして頂くことになりました。

 

  IMG_0833.JPG注目は、横浜の村(関内)を描いた絵です。

ペリーが横浜に来航した1853年以前の風景を描いています。作者は和田英作画伯です。絵を観ると、当時はなにもなかったことがわかります。たった400人の片田舎に、ペリーの黒船が突然7隻もやってきたわけです。さぞ驚いたことでしょう。絵を観ながら、そんなことを想像するのも楽しいものです。

  

IMG_0836.JPG窓から光を取りこんでいるステンドグラスは、ペリー乗船のポーハタン号が入港する様子が意匠されています。関東大震災で焼失したものを、改めて復元したそうです。奥に見える本牧・山手の岩肌が西風を防ぎ、野毛山が北風を防いだそうです。当時の黒船が入港するには、最適な場所だったといえます。

 

  見どころは、まだまだあります。ここでは、ボランティアの皆さんが活躍されていました。ガイドさんのお陰で、歴史好きの私には至福の時間となりました。ガイドさんが語ってくれました。「横浜が大好きで、訪れて頂いた方とのコミュニケーションが楽しい・・・」と。横浜のノスタルジックな時間、皆さんもいかがですか。