総合治水対策 ~宮前区編~

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昨日のブログで、宮前平駅周辺の冠水対策について報告しました。その数時間後の早朝に、豪雨で再び冠水してしまうという偶然。先程、町会長さんから今朝の情況を直接伺うことができました。通勤・通学途中の方々が、冠水した道路に足をつけ、びしょびしょに濡らしながら駅に向かっていったとのことでした。改めて、冠水対策の早期実施を求め、行政に働きかけていきます。さて、今夜は関連して、矢上川の治水対策について報告します。

この事業は、神奈川県が進めている事業で、1129日の神奈川県議会に225億円の予算案が示されたと聞きます。総合治水対策特定河川工事として、尻手黒川道路などの地下にトンネルを掘り、矢上川の流水の一部を地下で処理する計画です。地下には60mm/時間の降雨への対策のため、延長4026mのトンネル工事が行われます。工期は平成23年度から着工、10年後の完成となります。これにより、洪水の軽減が図られます。

そこで、私の指摘です。準用河川は川崎市が所管し、一級河川は神奈川県が管理しています。どうでしょう、同じ一本の川なのに、ここからここまでが県、ここから先は市といったように、一貫性のある対策が図れないのではないでしょうか。ここは、地方分権を進め、1本の川を2つの自治体が管理をすることを改め、川崎市で全て対策をとったらどうでしょうか。いずれにしても神奈川県には、早急な対策を求めます。