かつての職場は!

 久しぶりに永田町に行ってきました。目的は、街に貼り出すポスター用の写真撮影のためです。よく街で見かける、例の、国会議員とのツーショットポスターです。国会議事堂と議員会館の間の通りでは、それぞれの主張を唱える団体が、旗や拡声器で活動を行っており、今も昔も変わらない風景です。しかし、時代の流れとともに変わったところがありました。

 

久しぶりに訪れた衆議院議員会館が、新しくなっていました。新築されたこの建物は、実に豪華で広く明るくなっていました。旧議員会館は取り壊しの最中で、その隣の敷地に新しい会館が建設されたのです。首相官邸もガラス張りのモダンな建築物に変わり、かつての政治の古いイメージとは異なり、永田町一帯が近代化した感じです。

 

まず、議員会館の入口の玄関部分は、セキュリティーが万全です。数人のガードマンが訪れる来客に目を光らせ、まるで空港の搭乗口のようです。ボディーと荷物の赤外線チェックを受けます。受付には、小型カメラがこちらの顔を捉えています。つながっている各議員室のモニターで、秘書によるチェックを受けて、ようやく入館となります。

 

会館内は、廊下も広くなっていました。まるで高級マンションのようです。部屋への扉を開けると、秘書がいる事務室につながり、窓に面した隣の部屋が議員室です。また、その隣には、会議室も備わっています。旧議員会館で仕事をしていた私にとっては、驚きの変貌です。

 

私が衆議院議員秘書をやっていたのは、もう10年以上も前のことです。壊されようとしている旧議員会館と国会議事堂の間を、時間にお尻を叩かれるように走り廻っていたころをつい、振り返ります。かつての秘書仲間は、それぞれの人生を歩んでいます。もちろん、議員になった者も多くいます。永田町周辺がどう新しくなろうとも、私にとって政治家になる出発の場所であったことは変りません。