「宮前ガバナンス」とは

 今朝の朝刊新聞折り込みのタウンニュース宮前区版に、寄稿文を寄せた。テーマは「子どもたちを守れ~まずは知ることから」である。内容はさて置き、私の広報紙の全てに「宮前ガバナンス」と名を打っている。タウンニュースには一ケ月に一度、第二金曜日版に寄稿している。最近、タイトルにある「ガバナンス」とは何か。市民の皆様から意味を訊ねられることが増えた。

 

ガバナンスとは、私の恩師である、青山やすし(明治大学大学院教授)先生によると、「協治」と訳すと説明している。の字の右側にある3つの力を取って、「情報」、「参加」、「協働」の力と解する。つまり、左辺の十を合わせると捉え、この3つを重ねることによって、協治が完成するというのだ。

 

墨田区の広報紙でも、ガバナンスを取り上げている。そこには、みんなが協治によるまちづくりの主役と位置付け、市民参加を呼びかけている。協治に必要な3つの力として、区民による「知る力」、「つながる力」、「行動する力」と説明し、すみだの将来像を示している。

 

 宮前区内には、地域を支えるボランティア団体が多数あり、地域で貢献している。行政はその市民力を醸成し、マネジメントやコーディネート、ネットワーク化することがその役割となる。ニューパブリックマネージメント市場原理から、ガバナンスへの流れを、確かなものにしなくてはならない。

http://www.townnews.co.jp/0201/2010/10/08/72293.html