足りない障害者入所施設

健康福祉委員会が午前、開催されました。議題は、障害者入所施設についてです。市民から提出された「川崎市南部地区に障害者入所施設の早期開設依頼に関する請願」を審査しました。結果、全会一致で「採択」となりました。

要望内容を要約すると、川崎市内に6箇所の障害者入所施設があります。所在は中原区以北に偏り、しかも施設数が不足しています。そこで、、次期実行計画に「南部エリアの施設整備」を位置づけて、早期開設してほしいという内容でした。

第三期実行計画の素案では、2011年度から2013年度の間に、南部地域における入所施設の検討を行うとし、2014年度以降に事業を推進するとしています。施設に入所を希望してもかなわない待機者は、市内で247名にのぼります。施設が足りていない現状からも、請願者のみなさんの願意は、よく理解できます。

 川崎市は、用地の確保が課題だと説明します。障害者入所施設の候補地として、殿町に移転が予定されている川崎市衛生研究所の跡地を始め、他にも可能な場所が幾つかあると説明しています。川崎市に要望することは、計画策定の過程において、利用者の声を取り入れて頂きながら、早期開設を実現することです。議論の結果「採択」となりました。