(仮称)健康安全研究センターが整備へ

 第4回川崎市議会定例会に向けた事前の提案説明が、健康福祉委員会において行われた。議題のなかには、関係した事業の報告もあった。その1つに、(仮称)健康安全研究センターを新設する計画があると報告があった。施設は、2012年度中に、川崎区殿町3丁目に整備される。

 新設の理由は、現在ある川崎市衛生研究所(川崎区大島)が、建設から39年経過しており、施設の老朽化が課題となっていたこと等による。新たな計画地である殿町3丁目地区は、神奈川口構想にあたる場所で、世界の玄関口ともなる抜群の地の利となる。川崎市は、この地区にライフサイエンス機能を備えた、新たな産業の集積を図ろうと計画している。

施設は、建設予定の(仮称)産学公民連携研究センターの2階に新設する。同じ建物内には、大学の研究機関や環境総合研究所等が入る予定となっており、相乗効果も期待できる。業務内容は、疾病予防、食品及び栄養・医療品・化学物質に関する調査研究と多岐にわたり、川崎市民の健康を守ることに貢献する。

 新型インフルエンザなど、予想を超える感染も起こっている。感染予防は、時間との戦いとなる。新設により、パンデミックの抑止にも、迅速に対処する環境が整うことになる。期待の神奈川口構想は、足踏み状態が続き、なかなか進展しない感がある。こうした施設の計画は、ビッグプロジェクト(神奈川口構想)をけん引すべく、予定通り進めてもらいたいものである。