食中毒警報発令中!

 夏は、食中毒が心配な季節です。神奈川県では、727日に『食中毒警報』を発令しています。そんなさなか、川崎市健康福祉局からFAXで、食中毒事件発生の情報提供がありました。

内容は、高津区内の焼き肉店が原因とする食中毒が発生し、7名が被害にあったというものです。病因物質は腸管出血性大腸菌O157でした。幸いにも医療機関受診者の患者さん全員が、快方に向かっているとのこと。現在、その焼き肉店は88日(日)まで営業停止処分を受けています。

 川崎市内の食中毒発生状況は、平成2211日から86日までの間で、11件発生し、患者数は91名にのぼっています。昨年の同時期の発生件数は1件、患者数においては10名でした。比較すると今年は特に、急増していることがわかります。

こう暑い日が続くと、食品の傷みも早くなります。家庭の食料品を今一度、チェックしたほうがよさそうです。そして、生肉はしっかり焼くことが必要です。食中毒の予防を心がけましょう。 

 

川崎市資料より

食中毒予防の3原則

1 食中毒菌をつけない...手や調理器具類をよく洗いましょう。

2 食中毒菌を増やさない...冷蔵庫で保存しましょう。

3 食中毒菌を殺菌する・・・中心部までよく加熱しましょう。

 

予防のポイント

1 肉類はよく加熱して食べましょう。(751分以上の加熱)

  特に、乳幼児や高齢者の方、抵抗力の弱い方は、肉類の生食を避けて下さい。

2 生肉の処理に使用した器具類は、よく洗浄し、消毒、乾燥させましょう。

3 生肉を触った後は、よく手を洗いましょう。

4 動物を触った後は、よく手を洗いましょう。