福祉のユビキタス社会へ向けて

IMG_0548.JPG石川県金沢市の「金沢福祉用具プラザ」を視察しました。金沢駅の目抜き通りに位置するこの施設では、高齢者や障害者が生活するうえで必要な補助器具の展示、相談を行っています。金沢市の指定管理者制度によって、社会福祉協議会に管理運営を任せています。

 

写真は、展示品の1つで「視覚障がい者歩道誘導ソフトマット」です。視覚障がい者の方が移動する際、杖でマットをたたきながら歩き、目的地に誘導されるシステムです。特徴は、マットの上だと、センサーに反応した杖自体がバイブレーターにより振動します。

 

 この室内用マットは、世田谷区役所の第123庁舎の玄関から、受付への誘導に導入されています。川崎市には、レインボーと川崎市身体障害者福祉会館の2箇所のみ設置されています。移動の円滑化の促進のためには、行政の積極的な取組みが必要です。室内に限らず室外にも導入が進むことが望まれます。