辞任演説の疑問

今日は、鳩山辞任にふれなくてはならない。フランスの大統領だったド・ゴールは言った。「権威は威信なくしては成立せず、威信は世俗との隔離なしでは成り立たない」。では、威信とはなんであろう。広辞苑には、「威光と信望」の意である。つまり、政治は、国民の信用なくしては成り立たない、の意に解釈できる。

 

 鳩山首相は、民主党の両院議員総会の辞任挨拶で言った。「国民の皆さんが徐々に聞く耳をもたなくなってしまった」。総理は加えて、原因は2つあると言った。1つは、「普天間の問題...」。2つは、「社民党に政権離脱という厳しい道に追い込んでしまったこと」。えっ!これって、ロジックがこれおかしくないか。参議院選挙のことを言いたかったのでしょうか。

 

 ゲーテの言葉を想いだした。「虹だって15分続いたら人はもうみむかない」。これまでの鳩山発言や辞任演説は、生活の夢を語り実に素晴らしかった。常に7色の虹(民主党マニフェスト)のように、綺麗だった。今はその虹、皆様方はどのように映って見えますか。