ペリーロード

DSC05076.JPG宮前区にある団体の総会に出席のため、昨晩から西伊豆にあるホテルに宿泊していました。そして今朝出発して、県議会議員のゴルフ会が主催する、コンペのパーティー出席のため平塚市へ向けて車で移動しました。道すがら時間に余裕があったので、以前からちょっと気になっていた、静岡県下田市に立ち寄ってみました。

車をパーキングに預け、徒歩で散策をすることに決め、売店で入手した地図を片手にいざ出発です。「街歩き」が一つの趣味な私は、面白そうな路地があると、つい見過ごすことができない性分です。歴史のある街を歩いていると、時間を忘れてしまいます。商店街を抜けると小川にかかる橋にたどり着きます。そこから川沿いの通りが、幕末の雰囲気が残るペリーロードです。

黒船でやってきたペリー総督が、日米下田条約締結のため、この道を行進したのは有名な話です。雨のペリーロードは、明治・大正ロマンの時代にタイムスリップをした感覚にさせます。川を挟んだ通り沿いにはレストランや雑貨店が建ち並び、小京都のようにも感じます。何故だか、JAZZの店があったりして、もしかたらJAZZの音楽もこの通りにあうのかも・・・。と想像をかきたてます。

周辺には、吉田松陰や勝海舟、坂本龍馬にまつわる場所もあり、散策への興味は尽きません。それらの事実を物で語る「下田開国博物館」がありました。立ち寄ってみると、黒船で運ばれた品物や偉人のゆかりの品などが並べられており、みごたえがある展示内容でした。

 この博物館で、なんとあの「宝島」の著者スティーヴンスンが、あの吉田松陰を著していた事実を知りました。早速、出口の売店で売られていた『しらざる吉田松陰伝―「宝島」のスティーヴンスンがなぜ?-』よしだみどり著を購入しました。ふとしたことで訪れた地によって、もたらされた知(歴史)の探求は、思わぬ好奇心へと変わりました。