市政の舵取り

201002221902000.jpg川崎日航ホテルで開催された「阿部孝夫川崎市長、賀詞交歓会」に出席してまいりました。市長のご挨拶では、昨秋の市長選挙に関係した話や、行財政改革についての話し、今後の抱負について語られました。

私はこれまでの市議会において、阿部市長が進めている行財政改革を支持し、それを後押しする発言も続けてきました。市長は財政基盤を持続可能なものにするために、積極的な改革を進めてきました。そうして生み出された予算を「改革還元予算」と位置付け、市民サービスとしてわかりやすく見えやすい形で還元してきました。なかでも、小児医療費助成の拡充や私立幼稚園保育料補助の拡充など、子育て支援に力を入れてきたことは評価できます。

財政面でも平成21年度までに641億円の効果額をあげ、平成17年度以降、プライマリーバラス(基礎的財政収支)の黒字化を達成し続けてまいりました。しかし、平成22年度予算からは、これまで通りの税収は見込めず、メリハリのある予算の執行が求められています。

川崎の新たな飛躍に向けた、阿部市長の手腕が試されています。川崎市議会では予算の本格論戦が来週から始まります。行財政改革の手を緩めることなく、自治体経営の視点で川崎市政に臨むことが必要であります。阿部市長の今後の取り組みに注目していきたいと思います。