総務委員会の視察で、羽田空港の第4滑走路の状況を視察してきました。工事の進捗状況は95%まで進んでいます。平成22年10月末の供用開始を目指して工事が進められています。滑走路と川崎市との係わりは工事費にあります。事業費は約7500億円で、川崎市が平成17年度から平成22年度にかけて無利子貸付として総額100億円を支出しています。
第4滑走路は、2500m×60m、埋立部(95万㎡)と桟橋部(52万㎡)からなり、合わせた面積は東京ドーム31個分に相当する広さとなっています。もう一つ例を出すと、埋立部と桟橋部の面積は、東京ディズニーランドの51万㎡と、ディズニーシーの49万㎡を足しても、はるかに上まわる広さなのです。想像できますか。
写真は、桟橋部の上部ジャケットを支えるため海に埋設された杭です。何と杭の数が1100本も海に埋設されているというから驚きです。杭の材料は錆びないようにステンレスで覆われています。杭は地下70メートルまで深く埋められています。一寸のずれもなく海に並んでいる杭は、海面からみると何とも幻想的な風景です。