ベーシック・インカムの是非

 東京都の「公設派遣村」がこのところ話題になっています。入所者のうち就労先をみつけて退所することができたのが1割にとどまっています。また、入所者で就活費の現金2万円を受けとった201人が所在不明になっているとの報道がありました。その2万円の使用は、活動費として支給されたにもかかわらず、多くの入所者が活動費を受け取った後に、酒やたばこを購入していたというのです。

 この件に対して一般の方の意見を聞いてみると二つに分かれているようです。「まー、それくらい、いいじゃない」という意見と「まったく許せない」という意見です。私の意見は、こうです。働く能力があるのに働こうとしない者と、働く意欲があるのに職場がない者と一律に給付すこと自体が問題であり、結果このような事態を招くことにつながると考えます。もっとも、事前に働きたいという意志を確認して、入所許可とのことですが、この報道を聞く限りでは疑問が残ります。

 ここでは、ベーシック・インカムの定義にある「一律給付」は、なじまないものと考えます。このような件に限らず国や自治体は、これからのセーフティーネットや、ベーシック・インカムのあり方等、真剣に議論する時がきているのかもしれません。就活費、皆様方の意見はどちらですか?